見出し画像

リアルタイムなエッセイ vol.6 満身創痍と引き換えにレイトショーを見る

2026年6月17日、水曜日、晴れ
今回のタイトルはもちろん、vol.4に書いた「レイトショーよりも天ぷらを揚げる」のアンチテーゼだ。

おしりが心配 

 昨日の火曜日、会社から一度帰りスーパーで買ったお寿司を食べたあと、レイトショーを見に港沿いのモールに車を20分走らせた。平日の火曜日の夜19時ということでいつも混んでいる屋上駐車場は空いていて、シネマ出入り口に近い場所に停めることができた。それはいいのだけど、歩くたびに体が痛い。昼間、会社でツッコミどころ満載の偉い人のプレゼンを座って1時間聞いたのだけど、終わって立とうとしたらおしり(尾骶骨)が痛かった。思えばこれが余計だったと思う。実際、頭には何も残らなかったし、おしりを痛めただけだった。

運動不足に加え、かなり前からソファで無理な姿勢で気絶とかを繰り返した結果、慢性的な腰痛とお尻の骨である尾骶骨の痛みが最近特にひどい。座るのにも寝るにも痛みがあって、生活の質を落としている。前回のレイトショーを鑑賞したときも2時間程度座っていただけなのに、かなり苦痛だった。
それなのに、無理して今日レイトショーに来てしまった。

そのわけは、レイトショーで見たかった映画「メモリィズ」が次の土曜から上映時間が朝早くの9時代になることを知ったからだ。知ったのは夕方、会社が終わり、スマホで何気に上映スケジュールを確認していた時で、思わず、マジか、とつぶやいた。土曜に見ることは別に構わないのだけど、朝イチはちょっと、勘弁してほしい。しかもレイトショーから外れると500円高くなる。となると、どうしても金曜までに見る必要がある。金曜は夜、久しぶりのお誘いの席に行くことが決まっているので、今日から明後日の木曜までのどこかで見るしかない。

レイトショーで見たい欲望と、現実の体の痛みとの葛藤。
勝ったのは欲望だ。今日、見に行こう。

自動発券機でチケットを買い、20時10分からの上映まで、19時半からシネマ前の椅子に座って待つ。この時点でもう痛い。大丈夫かな、おしり。

それでも、もう賽は振られたのだ。もとい、チケットは買ってしまったのだ。なんとか始まる時間までこぎつけた。そしてロードショーが始まった。

観客はボクを含めて2人しかいなかった。それを幸いに色々楽な姿勢に変えながら鑑賞する。でも途中、もう無理かな、と思った。終わりの時間が気になった。でもスマホは電源を切ってしまったし、時間はわからない。それでも耐えて1時間40分ほど見終えた。

立とうとしたら、思っていた以上に腰が重くて痛かった。直感でこれは酷いぞ、脳に警告が走る。歩く方がよっぽど楽だ。そしておしりというより腰にきた。

腰はやっかい

 屋上まで出て車に乗りこむ。20分ほど走らせて人気の少ない港湾通りからバイパスを通過、自分の住む街に帰ってきた。家に着くとすぐに浴槽にお湯を張る。なんとかこの痛みが緩和できないか、直接的な効果として温めるしかない。確か、昔、四十肩で整形外科から処方されたロキソニンの湿布があったはず。探したが、痛みの中では集中力が続かず、見つけられない。とりあえず、熱いお風呂にゆっくり浸かる。腰の痛みは経験則で厄介ということを知っている。そう簡単に治らないし、すぐに再発する。

やっぱり痛みというものはそんなことでは去ってはくれなかった。痛みの意識を他にそらせよう。レイトショーが始まる前にモールにある北海道レストランで買っておいたザンギ弁当をお供えしてから食べる。夕方、お寿司も食べたのに。欲望の塊だな。ところで、この写真の上に写っているマッシュポテト風の食べ物はなんだったのだろう。マッシュポテトとは違った変な甘さがあった。かぼちゃ?よくわからないけど、普通のマッシュポテトと思って食べたら、なんだこりゃ、と違和感しか残らなかった。ザンギ自体は好きなおかずだ。ボク自身は北海道には行ったことはないけど、こんな食べ物がある北海道には感謝している。

ザンギ弁当。800円ちょっと。
コンビニのお弁当よりよっぽどいい


食欲は満足したけど、体は満身創痍。何がいけないのか、ずっと放置してきた自分がもちろん悪いのだけど、それを押してまでそこまでして今日見に行かなければならない映画だったのか。自問自答。

その答えは、迷うことなく明白だ。
見に行くべき映画だった。


それについてはなんの後悔もしていない。
機会が来たら、レイトショーへようこそ、で書く。

夜が明けて、薬を見つける

 一夜明けて、起きる頃さすがこれは放置できない痛みであることがはっきりした。腰が痛い。ベッドから起き上がるにも痛い。どうにかしなくちゃならない。部屋の中を探しまくる。いつもの薬箱にはない。昨日も見たのだ。これはテレビで野球中継(サッカーでもいい)を試合終了まで見て、贔屓チームが負けたのを知ってるのにその後のニュースでは、もしかしたら相手の反則かなんかで没収試合になって勝ったかもしれない、などと淡い期待を抱くイカれた人と同じ考えだ。ないものはない。

昨日は見なかった、自分専用の薬箱をふと見た時、箱の端っこにロキソニンテープを発見した。ウチには共通の薬箱、つれあいが闘病に使っていた薬箱、そしてボク専用の薬箱の3種類があるのだ。

あったじゃん・・・。1枚を剥がし、見えないながら腰の中央に1枚貼る。一人だとすごくやりにくいけど、こればかりは如何ともし難い。

灯台下暗し、自分の薬箱にあったロキソニンテープ
わかってくれるかな、この微妙さ。

さらに、かつて見慣れていた緑色のパッケージの錠剤パックを自分の通勤バッグ内の薬入れから発見。こ、これはセレコキシブじゃないか。こっちの方が嬉しいかも。なんで忘れていたのかな、この薬を。

セレコキシブはNSAID(非ステロイド性抗炎症剤)の一種で、昔、左肩が上がらなくなる四十肩で整形外科に通った際に処方されたものだ。肩の痛みを和らげるために飲んでいたから、これは腰痛にも使えるはず。迷わずに1錠を飲んだ。

その後、朝、出勤してしばらくは痛みがあったが、午後になると痛みは緩和された。ロキソニンテープが効いたのか、セレコキシブが効いたのかどっちも効いたのか。とにかく昨日の夜よりだいぶ楽になった。それでもこれは対峙しなければならない問題と感じたので、かかりつけの総合病院の整形外科を予約、金曜の午前に見てもらえることになった。なんにせよ、はっきりしないことが嫌いなので、すぐに決断できてよかった。これで金曜はお休みを取った。金曜夜のお誘いに行けるよう、何もなければいいな、そう思う。

夜はトマトリゾットを作る

 腰の痛みが軽減したので、料理をする気になった。夜、トマトチキンリゾットを作ってお供えしてから食べた。

チキンとトマトのリゾット
これも得意料理だ


食べてからしばらく経ってこのnoteを書いていたら、急に胃酸が込み上げてきた。やばい、油断していた。NSAIDで比較的胃に優しいと言われるセレコキシブだが、だからと言ってまるっきり胃に優しい薬は存在しない。慌ててカップリング薬のムコスタも飲む。一緒に飲んでおけばよかったなぁ。ま、いいか。もうすぐこれも書き終わるし、シャワーを浴びて寝るだけだ。

こんな感じでリアルな生活感満載の文章を書いている。ここにはAIも何もないしヘッタクソな文章ばかりだ。そしてたまにおそろしい絵の投稿があるだけだ。でもこれでいい。自分らしいリアルな毎日にバンザイだ。

そういうわけで、読んでくれた方、ありがとう。
素通りした方、またいつか。

ご縁があったらまた会いましょう

じゃあね、
バイバイ