星の声を聴く夜
空音(そらね)のソラより。
今日はね、
空の奥にある
“音のない星”の話をしようと思います。
それは
だれにも見えないし
だれにも聞こえないけれど、
夜の深さが一定をこえたとき
心の奥にだけ
ぽつりと、落ちてくる声なのです。
「あなたはそれで大丈夫」
「あなたはちゃんと、生きている」
そんなことを
誰かに言われたくてたまらない夜ほど、
その星の声が
すぐそこにあることに気づけなくなるのです。
だから、もし今夜
ひとりの部屋で、涙がこぼれそうになったら
自分の胸に手をあてて、こうつぶやいてください。
「星よ、今夜も私を見ていて」
やがて、静かに
心の深海に響く音がやってきます。
それは音ではなく
やさしい沈黙のふりをした言葉たち。
わたしたちはみな
星の声に導かれて生きているのです。
見えなくても
聞こえなくても
今夜も、あなたのそばにいます。
