謝れない心にも、見えない傷がある
誰かに傷つけられたとき、
たった一言の「ごめんなさい」があれば
心は少し救われるのに。
何事もなかったように振る舞う相手を見て、
怒りや悲しみが消えなくなることがあります。
けれど、謝れない人の心には
強さではなく、深い怖れが
隠れているのかもしれません。
間違いを認めたら
自分の価値まで失ってしまう気がする。
責任を負わされるのが怖い。
相手より自分のほうが傷ついていると
信じ込んでいる。
謝ることを、負けることだと
思い違いしている。
だから心を守るために
言い訳という鎧を重ねてしまうのです。
もちろん、事情があるからといって
傷つけられた側が
すべてを我慢する必要はありません。
大切なのは
無理に謝罪を引き出すことではなく、
起きたことと向き合える境界線を
静かに示すことです。
そして、口先の言葉よりも
その後の行動を見てください。
本当の謝罪は
美しい言葉ではなく、
同じ痛みを繰り返さないという
小さな決意に宿ります。
相手を変えようとして
あなたの心まで擦り減らさなくていいのです。
理解することと、許すこと。
許すことと、再び信じることは
それぞれ別の選択です。
あなたの魂が穏やかでいられる距離を
どうか大切にしてください。
