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あなたが笑うから、わたしは生きていたい

上には
どこまでも果てなく
先をゆく人がいて。

自分の小ささに泣きたくなる夜が
何度もありました。

努力が砂に溶けるように
消えていく気がして、

胸の奥で
「もう歩けない」と
つぶやいたこともありました。




でもね、
ほんのひとしずくの愛情が
そっと心に触れるだけで、

それは不思議なほど
勇気に変わって、

羽ばたけないはずの私に
風をくれるのです。

誰かのためなら
もう一度だけ頑張れる――

そんな出会いに
わたしは何度も救われてきました。




自分に価値なんて
あるのだろうか。

生まれた意味なんて
どこにもないんじゃないか。

そう思い込んで
心を閉ざした夜もあったけれど、

あなたがふと微笑むだけで
「生きていてよかった」と
静かに思えるのです。




試験に落ちて
身体を壊して、

隣の芝生ばかり
青く見えて。

自分を甘やかしたり
追い詰めたりを繰り返して、

太ったり痩せたり。
心も身体もゆれる季節を
何度も越えてきました。




それでも
“だめな自分”を嫌わずに、

このままの私で
最大限、生きてみたい。

今日より
ほんの少しだけ
明日の私が前に進めたなら、

人生は
静かに
変わりはじめるのかもしれません。




私は空を飛べません。
海の深みに潜ることもできません。

でも
あなたを想うだけで、

努力ができる。
夢を見る力が生まれる。

その小さな奇跡だけで
まだ生きてみたいと
そっと思えるのです。

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