県庁の定年延長組は井戸前兵庫県知事の集票功労者だった? 兵庫県文書問題
香椎なつ氏が動画をアップロードされていましたが、爆弾ネタが結構出てましたね。
県庁の外郭団体でなし崩し的に70歳まで定年延長されて、その恩恵に与っていた元県幹部職員らは、井戸県政時代の選挙の集票部隊で、票集めの功労として定年を延長されていた。
その為、知事が斎藤氏に代わり、その特権的身分が消えた事に対して、一部の県幹部、県職員らが未だに斎藤知事に対して私怨を抱いている。
百条委員会委員長の奥谷謙一兵庫県議会議員は、最初は斎藤知事寄りで、年齢も近いから可愛がって貰えるのではないかと考えていたが、そんな事は全然なかった上、斎藤知事は予算配分の公平性を重んずる為、財力のある神戸市に対しては、神戸でやれることは神戸でやってくれという姿勢を取る可能性が高かった。その為、神戸が県から引っ張って来られる金が減る可能性が強まった為、周囲からの批判の声もあり、反斎藤派に転じた。
誰とは言わないが、大物の県職員OBが、県職員らに県職員労組への加入と斎藤知事への徹底抗戦を唱える言動を取っていましたよね。
県職員労組は、一般県職員の労働環境の改善を主目的とし、本来であれば大物幹部とはあまり深い関係にならないはずなので、正直、えっ?と思ったんですよね。
他県の話になりますが、県の外郭団体なんてものは、一流大学を出て県庁に入って、同期で出世頭クラスの速度で昇進をして、多くの同期が課長にすらなれずに定年を迎える中で、運と実力、処世術で部長にまで昇進して、そういう「ごく一握りの県庁内トップエリート」だけが天下れる先です。
結構反応悪かったんですが、前に『高校閥』の話をしました。
県庁にはそれ以外にも特殊な力関係があって、例えば、多くの県で副知事ポストは官僚の天下りポストとなっていますが、実は副知事ポストだけじゃないんですよ。
規模が大きく、旨味のある県なんかはそうですけど、部長ポストも、実は一部が官僚の天下りポストになっています。
表向きは中央省庁との折衝を円滑的に進める為、となっていますが、実態は、中央省庁に部長職を天下り先として提供するから、県庁側の意向を飲んで下さい、という話です。
だから元から少ない部長の椅子って、天下り官僚に持って行かれちゃうものだから、更に少なくなってるんですよ。
これは実際にさる県の職員が言っていた事ですが、県上級をパスして職員に採用されたって、多くは課長にすらなれないよ、という話です。
市役所ですら、規模の大きいところだと、副市長(昔で言うところの助役)と一部の部長ポストが天下り官僚の席になっていたりします。
県警あたりに話を置き換えたら、警視に昇任しただけでなく、参事官級(副部長相当)まで昇進したり、警視正にまで昇任して部長や首席監察官、大規模署の署長になったような人物が対象で、一般職員には本来何の関係もない話なんです。
ちなみに警察も構造は全く同じで、大規模県で部長ポストに旨味がある場合、キャリアなんか充てても使い物にならず邪魔になるだけなのに、警察官僚の指摘席化して、警察庁と警察官僚の利権にしていると言われています。
記事も出てますよ。
警察庁という国家公務員の総合職の試験に合格した数百人のキャリア官僚と、各都道府県の警察本部に所属する約26万人の警察官が存在する。各都道府県の警察本部長、主要な都道府県警察本部の刑事部長、公安部長などの地位は、警察庁からキャリアが派遣されて、ほぼ独占している。
地方自治体も中央省庁と官僚に食い物にされていて、利権化されているという面があったりするわけです。
世間的には、マスコミが問題視して報道する事自体滅多にない為、こういう問題点がある事自体、ほぼ知られていないわけですが。
だから俺と同じ反応(「なんで外郭団体の天下り問題に県職労が?」)をする人は結構いて、外郭団体への天下りなんて、一般の県職員には関係ないという事で、県職労が反斎藤で動いているのは、外郭団体改革が原因でなく、そこを突破口に県職員の労働環境に関連して合理化を推進してくるのではないかとの警戒感からの動きではないか、という見方をしている人が普通にいました。
県の幹部職員が、県職労の票を取りまとめて、選挙の際には井戸知事に票を差し出す、その功労で外郭団体に天下る、井戸知事も労組票を貰っているから、県職労にはそれなりの恩返しをする、こうした、なんて言ったらいいのかわからんが、県庁その物の官僚による私物化とでも呼ぶべき珍妙な構造、構図があったという話であれば、確かに話の辻褄は全て合いますね。
全くそれにしても、呆れて物も言えませんわ(笑)。
日本の腐敗の全てが凝縮された縮図みたいになってる。
この問題、掘っていくと、自民党と社会党が手を組んで、その他の公明や民社も加わって、知事選で同一候補を推薦し、当選させるという与野党相乗りの問題と、その事で県職員労組が知事に投票し、知事と癒着していたという日本の地域政界に蔓延してきた腐敗的権力構造の問題に行き着くのかも知れませんね。
そうすることで土地の有力者も県の職員も県政の政治家達も誰も負け組にならずに済む、その一方で、県民の生活が顧みられない県政が行われるリスクだけが増大し、県庁と議会、知事の癒着の構造で、深刻な贈収賄、利権構造が築かれる等の政治腐敗が発生し、県民がその被害者となる……。
いい加減、民主主義で政治やりませんか?
