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〜読書記録〜 【かくも甘き果実】 モニクトゥルン

 「八雲、子どもらがあなたを恋しがっとります。」
朝ドラで時の人となった、パトリシオ・ラフカディオ・ハーン。ヘルン先生の愛称で日本でも親しまれている、小泉八雲の伝記小説です。メジャーな伝記小説なら、「エジソンはその時〜した」「信長はこう考えた」「バッハは〜な人であった」といった形式をとると思います。ですがこの本は、「ねぇパトリシオ」「ねぇパット」「ねぇ八雲」と、3人の女性が呼びかけるように小泉八雲の生涯が記されています。
 ヘルン先生は苦労人なのですね、、、
それでも日本での暮らしが幸せそうでよかった。民俗学に精通した彼にとって、八百万の国、妖に満ち溢れた国、日本はとても魅力的だったのでしょう。
 一番驚いたのは、彼が生きた時代では珍しく、人種差別など彼の頭に少しもなかったということです。黒人女性と夫婦であったとき、黒人の中の暗黙の了解に彼は立腹でした。
 彼の編纂した日本の民話に興味を持ち、今は小泉八雲集をコーヒーと共に読んでおります。そうそう、彼が「戦争の味」と評したコーンスターチを混ぜたコーヒーも試してみなくては。

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