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【学級経営を科学する】学級経営に「正解」はないけれど、「不正解」から学べる大切なこと

さて、今回は学級経営における「不正解」というテーマでお話ししていきます。

学級経営を行っていく上で、「こうすればうまくいく!」といった正攻法やハウツーに関しては、教育書やセミナーなどでよく語られますよね。しかし逆に、「これはダメだよね」という「不正解」に注目することはあまり多くありません。

実は、この「不正解」を探っていくと、学級経営の本質が見えてきて非常に面白いんです。

学級経営に「正解」は存在しない

そもそも大前提として、学級経営に絶対的な「正解」はないと僕は思っています。

なぜなら、学校の実態や、目の前の子どもたちの実態はクラスによって全く異なるからです。あるクラスで大成功した手法が、別のクラスでは全く通用しない、というのは多々あることです。

SNSなどで「この実践でうまくいきました!」という情報を見ると、つい試してみたくなりますよね。でもそれは、「そのクラスの実態に合っていたからこそうまくいく」と言い換えることができます。それを鵜呑みにしてそのまま自分のクラスに当てはめようとしても、うまくいかないのは「あるある」です。

陥りがちな罠

よくないのは、「こうするのが絶対に正解だ」と目の前の実態を無視して押し付けてしまうことです。

  • 自分が過去にうまくいったからといって、同じやり方を固執する

  • 発信する側も、特定の環境下での成功体験だけを大々的に一般化してしまう

落ち着いた学級をチームで担当している先生と、しんどい状況の学級を担当している先生とでは、見ている景色が全く違います。その中で、同じような「成功法」だけを切り取って語ることには、難しさがあると感じています。

大切なのは「柔軟性」と「目の前の実態」

そこで大切になってくるのが柔軟性です。

有益な情報を見たときに、全ての情報を鵜呑みにするのではなく、ワンクッション置いて考える必要があります。

  • 「自分の学級だと、どう機能するかな?」

  • 「目の前の子どもたちにとって、このアプローチはどうだろう?」

このように想像し、思いを馳せながら、自分のクラスに合わせてカスタマイズしていく姿勢こそが、学級経営には求められます。

どんなクラスにも共通する「不正解」

「正解」はクラスによって異なりますが、面白いことに、どれだけ良い学級でも、どれだけしんどい学級でも「これは絶対にやっちゃダメだよね」という「不正解」は共通しているんです。

例えば、以下のようなことは絶対に許されません。

  • 人権に関わること

  • いじめに関わること

これらに関しては、どんな実態であれ、毅然とした態度で指導する必要があります。ここが揺るがない指導の軸になります。こうした「絶対に間違いない不正解の部分」を先生同士ですり合わせ、共通理解を持つことは、学級経営を深めていく上で非常に価値があります。

失敗談(不正解)にこそ大きな価値がある

僕自身もたくさん失敗してきましたし、うまくいかないことの方が多いくらいです。 ただ、「どんな学級でも毎回共通して失敗すること」って、実はすごく価値のある発見なんですよね。

何度も失敗を繰り返す中で見つけた「これをやるとうまくいかない」というデータは、「じゃあ逆のことをしよう」「これはもうやらないようにしよう」という確かな指針になります。

色々な先生と情報交換をするとき、「こうやったらうまくいきますよ」という成功体験以上に、「これをやったらうまくいかなかった」という失敗談の中にこそ、大きな学びの素材が隠されています。

失敗や不正解をネガティブに捉えるのではなく、そこからポジティブな学びを見出すマインドを持つことが、学級経営をうまく機能させていく鍵ではないでしょうか。

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