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第10章-1 産後の入院生活――少しの後悔と何もない病室

*この記事は、初産で海外出産をした私の妊娠・出産記録です🤰


出産を終えて、旦那の顔を見た瞬間に、
涙が止まりませんでした。

「やっと終わった」「よく頑張ったね」
その一言で張りつめていた糸が
プツンと切れたように、
全身の力が抜けました。

そして、旦那にすぐ
「赤ちゃんどこにいるの?」と聞きました。
旦那なら知ってるかな?大丈夫なのかな?
不安になりながら聞いた、その答えは



「もう部屋にいるよ」

えっ、、、。


私もまだお尻しか見てないのに!
もう部屋にいるだと?!


ずるい!
まずは私が見たかった、、、と
ちょっとショックを受けました。

憧れていたカンガルーケア。
これがなかったことは仕方がないにしても、
初めましてはママが良かったな。。


憧れのカンガルーケアはできなかった、、、。


日本での出産レポをたくさん見ていて、
いいなー、素敵だなーと思いつつ、

「これとは、ある程度違うだろうな」と
覚悟はしていました。

それもあり、意外と受け入れられている
自分がいたというのも確かなのですが、

やはり、「日本だったら、、、」という考えは
拭えない点でもありました。

どちらがいいとか、どちらが悪いとか
そういうことは考えないと決めていたので、
赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたという
一番の目標が達成できたので
良かったんですけどね、、、、。


でも、、でも、、、
一番に会いたかったーーー。



けれど、そんな悔しさは、
赤ちゃんの顔を見た瞬間に吹き飛びました。

■ 総合病院での入院、3人の生活の始まり

私が出産したのは、旦那の地元の総合病院。

日本のように「産婦人科専門クリニック」ではなく、
内科・外科・小児科など何でもある
地域で一番大きな病院です。

その中にある産科で、1日半だけ入院しました。

外国人だからという理由で
個室を用意してくれたのですが、
個室と言っても4人部屋を1人で使うスタイル。

ベッドが4つ並び、トイレが1つ。
テレビも冷蔵庫もありません。

ある意味、静かで良かったのかもしれませんが、
ちょっとだけ孤独も感じました。



そして、この病室で驚いたのは、
3人で寝泊まりできるという文化です。

旦那と、旦那のお母さん(義母)が
一緒に泊まってくれました。

お母さんが
「私が赤ちゃんの面倒を見るから、
あなたは寝てなさい」
といってくれました。

中国ではそれが当たり前だそうです。

もちろんありがたいことですが、
私は気を使って、気を抜けず

心配な気持ちも拭えず。
自分で面倒みたい気持ちも大きく

赤ちゃんを触らせたくないという
気持ちも湧いてきてしまい

「休んでいいよ」と言われても、
気が休まらない夜が続きました。


それに、2人産んだからわかるんですが、
産後はハイになって寝られませんよね。
だから一晩中寝られず起きていたんですが、

そんな中、旦那と義母は爆睡していて、、

何のために泊まってるんだい!
言いたい気持ちを我慢しつつ

異国の夜に、私は
「今日、母親になったんだなぁ」と、
人生が変わった瞬間を実感していました。

■ 和式トイレとの闘い

さて、入院した病院の設備について
紹介させてください。

まずはトイレ。
産後の体で、まさかの和式トイレ

しかもワンステップ上がった場所にあって、
その段差を上がって、便器を跨がなければ
用が足せない。

これが本当に辛かった。


骨盤が開ききって、
脚の付け根がガクガクする中での
あの姿勢。

「どうして令和の時代に
出産後に和式のトイレで
用を足さないといけないのか!」と
何度も心の中で叫びました。


さらにトイレはトイレットペーパーを
流してはいけないと言うところも
苦痛で本当にしんどかったです。

トイレのゴミ箱が血まみれ。。。

さらに手すりもあるんですけど、
変なところにあって
あまり使えないし、

トイレットペーパーホルダーもないので
行くたびにトイレットペーパーを持って
ナプキンを持って
トイレに行って、

置く場所がない。


トイレットペーパーを何とか
隙間に固定させて、、と大変でした。

産後すぐにしゃがむのがどれほどしんどいか、
経産婦さんならわかると思うんですけど、
普通にしんどかったです。。

トイレタイムは地獄の時間
なるべく行きたくなかったです。

■ 病室に「何もない」現実

赤ちゃんの設備も本当に最小限でした。

おむつとかミルクとかは
もちろんもらえません。

ミルクのための給湯器はありました。
100度のお湯が出る給湯器はあって
それを利用する。

でも逆にそれしかなかった。

赤ちゃんのための設備というのは
それしかなくて、

消毒とかも哺乳瓶の消毒とかも
する場所もないし、

使ったら、熱湯をとりあえず入れて
ばっーと軽く、、「洗う」というか
「流す」しかできなくて、、

洗剤で洗うこともできなくて、、。


新生児なのにこんな扱いになってしまい、
それが本当に嫌で、
当時は怒り狂っていましたが、

(まぁ無事に生きているので、
大丈夫でした。)


最初聞いた時はショックでした。
でもそれを駆使してミルクをあげていました。


それに
「ミルクをあげないといけない」と言う状況が
母乳が出ない自分のせいだと思って
何も文句が言えませんでした。

哺乳瓶の消毒設備もなければ、洗剤もない。

あるのは100℃のお湯が出る給湯器ひとつだけ。

ミルクを作ったあとは、その熱湯で
哺乳瓶を軽く流すだけ。

「本当にこれで大丈夫?」と思いながらも、
それしか方法がありませんでした。

日本の清潔な産院の光景が
何度も頭をよぎりました。
でも、「母乳が出ない私が悪い」と
自分を責めるしかなく、
何も言えませんでした。



ベビーベッドもありましたが、
どこまで清潔なのかわからず、

結局、普通のベッドに赤ちゃんを寝かせて、
おくるみで何重にも巻いて寝かせました。

(おくるみでぐるぐる巻きにするのも
中国式です)

そうやって過ごした最初の夜。

赤ちゃん、ちゃんと呼吸してるかな?
何度も確認していました。


今回はここまです。
いかがでしたか?

やっとの思いで出産して、
それで終わりじゃなかった、、。
ここからが本当の試練の日々でした。

どうしても出産に全力を注いで
産後の知識、勉強不足だったことを
後悔したのを覚えています・・。

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次回は、
もう少し続く入院編🛏️

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