ESSAY|ロングトレイルを歩き終えた次の1年、私はなにをするのか
1月8日朝、テーマだけ決めて、とりあえず書き始めてみることにする。
ニュージーランドの3,000kmを歩き、その後パタゴニアやアイスランドなど世界13カ国、約4,000kmの山旅をした。帰国して会社に復職し、気がつくと年が変わっていた。
1月も、もう1週間が経ったらしい。時間というものは早い。そして日本にいると、より早く感じる。それはたぶん、毎日が同じことの繰り返しになっていくからだと思う。
周囲からは「今年もあっという間だったね〜」という声が聞こえてくる。でも私にとって2025年は、あっという間ではなかった。毎日、明日自分がどこでなにをしているか、1ヶ月後どうなっているかがわからない環境は刺激的で挑戦的で、だからこそ、途方もなく長く感じた。
その日々だけを美化するわけではない。安心・安全で長く居られる場所は居心地が良いと思う。しかし一方で少し退屈にも感じてきている。(2026年1月時点)
⸻
安心安定と挑戦刺激、そのバランス
これはだいぶ前から気がついていたことだけれど、安心安定と挑戦刺激のバランスは人それぞれで、自分なりのバランスを見つけて生きていくことがテーマなのだと思う。
「中庸」(偏りすぎず、足りなさすぎず、ちょうどよい在り方)なんだなあと思う。この言葉はアリストテレスが説いたことでもあり、同じ人間の考えることなので、自分が悩んだことなど遥か昔に偉人が悩み、「こうなのでは」と示してくれている。
昔から語られてきたことでも、私がそれを身体で理解したのは、何千キロも歩いた後だった。
話は逸れたが、では2026年になにをしていきたいか、少し書いていきたい。年末に振り返るのが楽しみな気がしてきた。
3つにしてみたい。思いつくままに書いていく。(ここに至るまで、フィジカルを使って白紙の紙にかなり書いている)
⸻
2026年にやりたいこと(3つ)
1. 2拠点生活をはじめたい
2. 創作に主軸を置く
3. 挑戦をする
これでいきたい。
(文体が、「だ、である調」で強く見えますが、落ち着いて暮らしたい自分もいつもいます。)
⸻
① 2拠点生活をはじめたい
「脱東京、脱システム」
登山やロングトレイルが起点になっていて、やっぱり私は自然が好きなようで、都市にずっといる生き方は少し苦しい。都市の限られた緑を求めて彷徨っているのだから、たぶんそうなのだろう。
でも都市も捨てがたい。私は突き詰め症で飽きっぽいので(だから多動できる)、今から地方に拠点を置いてずっとそこでいると思うと、それはそれで飽きそうだ。だからまずは、ゆっくり気分転換がてらはじめてみたいと思った。
関東での仕事もあるので、それもやりながら、週末に関東近郊の自然の近くで過ごしてみる、そんなことをやってみたい。
背景には、登山や海外ロングトレイルを歩いた経験が間違いなくある。いま移動に関する書籍を読んでいるが、やはり移動することに慣れて、それが当たり前になると次が見えてくる。これは何事においてもそうで、人は慣れる。そして慣れると、次が見えてくる。
ロングトレイルで何千キロも移動する。国をまたいで移動する。いろんなところで暮らすように旅をする。そんなことをしていたので、もはや「どこにいてもいいじゃん」という感覚がある。
そこで出てくるのが、労働と収入、コミュニティへの所属感。これらをどうバランスをとって生活に実装していくか。まだなにもわからないが、そんなことをゆるくはじめてみたいと思っている。
ロングトレイルを歩く、装備を厳選する過程の中で、日常生活においても「物を見る目」が養われたと思う。少ないもので生きていける気がする。身軽でいることは、自由を広げてくれると思っている。
⸻
② 創作に主軸を置く
「柱を増やして太くする」
創作はYouTubeやnote、絵を描くこと、派生して個展開催などを想定している。
私はここ数年、YouTubeをライフワークとして取り組んできた。最近はところどころ更新が途絶えているが、4年ほど継続していて、多くの人に見ていただいている。それが私を突き動かす原動力になっている。
登録者数は、
(ヨツヤヤマノボリ:10,600人)
(ヨツヤ式身軽な暮らし:1,880人)
※26年1月時点
本当に多くの方に何かをお届けできているんだなあと思うと、嬉しく、感慨深い。
一方で、YouTubeは楽しいし素晴らしいプラットフォームだけれど、「これをずっとやっていいのか?」という疑問もある。4年も熱中していると飽きてきたりするし、課題感もある。
たとえば、情報はストックされるが一覧性が低いこと。情報を短時間に詰め込まなければならないので、少し強い言い回しになりがちなこと。かける時間に対して大きな収入にはなりにくいこと。
YouTubeはあらゆる人と繋がるハブであり、活動の主軸ではある。けれど、新しい取り組みとしてnoteを始めた。もっとこちらに力をかけたいと思っている。(毎日1記事書くとか、Te Araroaの日記を書いていくとか、色々考えてはいる。)
当然ながら会社員をしながら生活を整え、その上で挑戦的な山に行き、YouTubeを2チャンネルやりつつnoteもやる、というのは身軽ではない。だから何かを手放して、フォーカスしていきたいというのが今の考えである。
絵も、旅をしていたときは描けていたが、どうしてもこういう文化的なものは後回しになってしまう。2拠点などもやってみて、自分のクリエイティブの角度を上げることには投資を惜しまず、なにをどこまでやっていけるのか、それを探っていきたい。子供を見ると度々思うが、元々人はみな創造的だと思う。それをできる限り解放してみたい。
誰かの何かのためになりたいと思っていて、それが少しはできるのが自分は創作で、その創作が枯れずに回る仕組みにしたい。たぶんそれが、①と②の根っこにあるのだと思っている。そしてそれが実現すれば、何より自分のためになる。
具体的には私の経験を体系化して伝えること(ロングトレイル、旅、会社員、副業)は、きっと何かしら参考になり皆さんに喜んでいただけるのではないかと思っている。
⸻
③ 挑戦をする
「どこかでエクストリームに」
そんな中で、エクストリームな挑戦もどこかでしたいと思っている。これはPCTやCDTなどのロングトレイルなのか、別の何か競技なのか、それは今はわからない。
ロングトレイルに関していえば、ひたすら距離を歩くことには今は執着はない。それよりも短距離でも絵を描きながら、漂流するように歩いたり、自分なりのスタイルでやる方がいいかなと思ったりしている。
ライフステージや自分がどう生きていきたいかという話になるが、挑戦はいつからでもできる一方で、こういった極めて私的な挑戦は、私個人としてはいつまでもできるものでもないと思っている。(と言いつつやっているかもしれない)
今はフィジカル的にはかなり動けると思うし、経験値も増えてきている。やるなら今かなあと思ったりもする。どの規模でなにができるのかはわからないが、リターンの大きさは海外山旅でも実感しているから、何かしら挑戦はしていたい。本当にちょっとしたことでいい。
⸻
ここ数年と、これから
2023年にJMTを歩いた。2024年にTe Araroaを歩いた。2025年にパタゴニアやアイスランドなど山旅をした。ここ数年はとにかく夢中で目まぐるしく、「あっという間の1年だった」なんてことはなかった。一瞬一瞬が濃く、それは遠い昔のような感じがする。
ロングトレイルを歩いた経験、私が見て感じてきた世界をベースに、この先も歩いていく。2026年は生活が結構変わりそうな予感がしている。
ロングトレイルを歩いて装備を厳選してきた経験は、生活や働き方、創作の向き合い方にも、そのまま繋がっている。身軽でいることは、行動の選択肢を増やし、自由を広げてくれる。
「今年の抱負」という内容で、「習慣」や「時間術」や「メンタル面」の記事をライトに書こうと思っていたら、こうなった。
美容に力を入れたい(この間ようやく化粧水買いました)とか、筋トレしたいとか、そういうのもあるのでそれはまた今度。
今日時点で思ったことなのでたぶんまた変わると思う。
正直落ち着いて暮らしたい自分も、いつもいる。
どんな形であれ、“山旅で体験したことを届ける”これは必ずやります。
2026年あっという間だったね〜となりそう。
健康第一で、皆さんにとっても良い1年になりますように。
今年もよろしくお願いします。
