見出し画像

KG+散策 〜梅小路周辺でめぐるKG+〜

ちょっとディープな京都ぶらり旅!
 梅小路周辺でめぐるKG+✨

毎年、春の京都で開催される国際写真祭 KYOTOGRAPHIE。
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭との連携・同時開催を通して、KG+参加アーティストに、国内外のキュレーターやギャラリストとの出会いの場と情報発信の機会を提供しているKG+。

京都市内に点在する黄色い旗が目印となり、地域・来場者・作品を繋げ、新たな発見や交流を創出します。ギャラリーに限らず、カフェやホテル、街の中に点在する展示をめぐる楽しさがあります。(KG+ HP参照)

今回はその中でも、少し足をのばして訪れたい「梅小路〜島原エリア」を歩きながら巡るコースを紹介します。

梅小路京都西駅からはじまる、小さな写真の旅

梅小路京都西駅

京都駅から嵯峨野線で一駅、梅小路京都西駅へ。

広々とした芝生が広がる 梅小路公園 を起点に、ゆるやかに北へと歩いていきます。

このエリアには、京都鉄道博物館 や 京都水族館、京都市中央卸売市場 といった大きな施設がありながら、少し路地に入ると静かな住宅街が広がります。

観光地としてよく知られる京都とは、少し違う時間の流れ。
その中に、KG+の展示が点在しています。

まずは、アーティストのアトリエがホテル⁈ アーティストが滞在するホテル、河岸ホテルで展開される展示から!

「バードウォッチング」

・ヨエル・ヒルスカ゠ヘイッキネン
No:35「バードウォッチング」

会場:河岸ホテル
📍〒600-8846 京都府京都市下京区朱雀宝蔵町99
期間:4/18–5/17(休:火水木)11:00–16:00

生き物を観察すること、あるいは生き物から観察されることの意味を問いかけました。北海道でレジデンスとして日本に滞在し制作していたことで、宿という“滞在の場”に入り込む写真は、旅の感覚を少し変えてくれます。

七条通りに戻り、東へ向かいます。JR嵯峨野線の高架下を越えてさらに進むと…

「水の記憶」

・西岡さと子
No:173「水の記憶」

会場:京都はなれ店 ギャラリーにかい
📍〒600-8833 京都府京都市下京区西酢屋町10番地 2F
期間:5/4–5/17( 休:5.6–5.8, 5.11–5.12)10:00–18:00 ※最終日16:00まで

レコードショップ「Feel Records」との関係性も含めて、空間全体で楽しめます。展示は水分をたっぷり含んだパナマの熱帯雨林ジャングル。常に湿度が高く、アンデス山脈に立ち込める水の循環から人々の歴史や生き物たちの生活、そして水の記憶を呼び起こす。水をめぐる写真展です。

同じ会場で、前期の展覧会はこちら!

・杉野信也
No:14「Hands "pins and needles”」
会期: 4/15–5/3 (休:4.20–4.22, 4.27, 4.28) 10:00 - 18:00

京都はなれ店 ギャラリーにかい から少し東へ向かうと…
実験的な場としてのKG+らしさが感じられる会場です。ストリートカルチャー色を感じるギャラリー。グラフィック系。Vouがお好きな方はハマりそうです。写真展も期待!

「Kyorism(キョリズム)」

・鈴木拓哉
No:182「Kyorism(キョリズム)」

会場:WarmUp Kyoto[THE PATH Studio]
📍京都府京都市下京区花畑町582−4
期間:5/9–5/17 13:00–18:00

ポートレートの形式を用い、人と人とのあいだに生じる距離を、センチメートルという数値として実測し、記録することを試みている。友人や家族など短な気の知れた関係性を写真を通して確かめているようです。

KG+期間、WarmUp Kyoto[THE PATH Studio]会場での前半展示はこちら。

陳雨星
No:21「東方の図景」
会期: 4/18 –4/26  13:00 - 18:00

さらに北へ進むと、住宅地へ入っていくとエリアの空気が少し変わってきます。歩く疲れたら途中、ひと休みをかねて立ち寄りたいのがカフェ。おすすめのカフェはKG+の展示会場でもあります。

「SANCTUARY」

・花澄
No:127「SANCTUARY」

会場:GOOD TIME COFFEE
📍〒600-8364 京都府京都市下京区突抜二丁目357
期間:4/20–5/3  9:00–17:00

風景とセルフポートレートの、深く詩的なマリアージュで描く、花澄氏の作品。コーヒーを飲みながら作品に触れる時間はカフェならではのギャラリーとはまた違った距離感をつくってくれます。

こちらも他の展示も開催予定!何度も訪れて見たくなるカフェ。この会場もKG+期間は2つ展覧会を前半後半と展示替えがあります。以下の展示は後期展示です。

・f∞ studio
No:171「Is This Also Photography? ──「写真」の境界線を可視化する」会期: 5/4–5.17  9:00 -17:00

カフェでアート鑑賞をしながら一休みをしたら花屋敷通りを西へ向かいます。
次は、昨年オープンした多目的型のギャラリー、目田ロフト。多種多様な表現を受け止めて可能性を広げてくれるギャラリーです。アートを一気に見たい、浸りたい方にはおすすめです。

「夜になるまえに」

・安藤広樹
No:86「夜になるまえに」

会場:目田ロフト 2階
📍京都市下京区突抜二丁目353-1 目田ロフト
期間:4/18–5/17 11:00–18:00

生き物や事物が持つ時間や想は、光の中に沈み、世界のどこかで静かに持続している…写真が像になる前の気配と静かに向き合うその時間の中で、揺らぎ紡がれる時を表した作品

また、同じ会場で同時開催の展覧会も注目です。

・脇秀彦、入山由以、竹森滉
No:52「分泌と内包」
期間:4/30–5/17 (休: 5.7, 5.12, 5.13)10:00 - 18:00  

・菊地大作
No:86「Glow」
期間:4/18–4/27  11:00–18:00

・鍾寶倫、田禮文、王禾璧
No:76「彼岸の青 (Higan no Ao)」
会期: 4/18–4/25  12:00 - 18:00

昨年オープンした多目的型のギャラリーは、多種多様な表現を受け止めて可能性を広げてくれるギャラリーです。アートを一気に見たい、浸りたい方にはおすすめです。

花屋敷通りを西へ向かうと、島原大門へとたどり着きます。門をくぐると、そこは「島原」と呼ばれる地域に入ります。

角屋もてなしの文化美術館

島原という、もうひとつの京都

江戸時代から続く公許の花街であり、かつては和歌や俳諧などの文化も盛んだった場所。

現在も、角屋もてなしの文化美術館 輪違屋 といった歴史的建物が残り、住宅と共存するようにその面影をとどめています。

きんせ旅館

また、俳優、吉沢亮さんのフォトブック『One day off 』のロケ地にもなっている「きんせ旅館」は、地元でも知る人ぞ知る、自家製ベーグルが自慢のカフェです。古い建物を活かした場所も点在し、散策するだけでも楽しめるエリアです。


写真をめぐること、まちを歩くこと

美術館のように「観る」ために行く展示とは少し違って、KG+は、まちを歩くことと作品鑑賞と、そして街を知ることが重なっていきます。

目的地を決めすぎず、気になる場所に立ち寄りながら進んでいく。そんな時間の中で、写真との出会い方も少し変わってくるはずです。

少しディープな京都を歩きながら、もうひとつの写真祭を体験してみてはいかがでしょうか。


KG+ 2026
会期:2026年4月18日(土)~5月17日(日)
※一部有料会場あり、会場によって会期は異なる
会場:京都市内各所
主催:一般社団法人KYOTOGRAPHIE


いいなと思ったら応援しよう!