私がAIマンガを始めたわけ
私には、AIの師匠がいます。
…と言っても、最初からAIを学ぼうとしていたわけではありません。
それどころか、数年前まで「AI? え、よく分からない、なんか怖い!」と思っていた人間です。
パステルアート、水彩画、アクリル画。
他に知っている画材は油絵の具や色鉛筆、カラーペンにクレヨン…
ずっと手描きのアナログアートの世界で生きてきた私が、どうしてAIマンガと出会ったのか。
きっかけは、拍子抜けするくらい、ふとしたことでした。
当時の私は、平日は会社員、休日はパステルアートを描いたり教えたりという生活を送っていました。
でも、会社の仕事は忙しく、何十年も生きてきた私の体力やメンタルを容赦なく奪っていくため、アートの活動をする時間も削られます。
いつか会社員を卒業して、創作活動に集中できる人生を選びたい。
でも、いつかって、いつ?
好きな道で生きたいけど、会社を辞めて本当に大丈夫?
葛藤しつつ、そのための道を、いつも心のどこかで探していました。
そんなある日、ふと師匠の講座が目の前に現れました。
それはAIとは全く関係の無いもので、普段なら選ばないジャンルの講座でした。
でも何となく気になって、単発だし、お手頃だし、オンラインで受けられるしと、試しに申し込んでみたのです。
今思えば、あの「何となく」が人生を変えました。
その講座が終わりに差し掛かったとき、師匠が言いました。
「マンガって好き?」
好きです。大好きです。小学校のクラブ活動でマンガクラブに入るくらいには。
師匠はAIマンガも教えていて、「楽しいからやってみない?」と誘ってくれました。
会社員としての嗜みくらいにパソコンを使いこなすことはできていましたが、AIなんて未知なるものを私が使えるようになるとは思えない…
私ってものすごいビビりなんです。
でも、怖いとか、難しそうとか、そういう気持ちより先に「楽しそう」が勝ってしまいました。
その「楽しそう」という感覚を信じてみることに。
受講してみると、初めてだから覚えることもいっぱいで難しかったけれど、それ以上に楽しくて。
今は、わずかながらもお仕事を頂けるようになり、役割分担で複数のAIたちと協力しながら、仲良く(?)やっています。
あの頃「AIなんて怖い」と思っていた自分が聞いたら、鼻で笑うでしょう。
AIマンガについては色々なご意見があると思いますが、利用する人が増えたからこそ「自分だけの色、自分だけの世界観」まで育んでいくって、なかなか大変なことなのです。
だから、私もまだまだ育っている最中です。
そしてふと思うのは…
小学生の私がせっせとマンガを描いていたあの頃から、何十年も経ちました。
手法はすっかり変わったけれど、またマンガを作っている。
これも不思議なご縁だなあ、と。
そして、あれから数年後の今
「いつか会社を辞める」
を実行してしまいました。

私は、師匠が教えてくれた半分も活躍できていない、超絶出来損ないの面倒くさいポンコツな生徒だけど、見捨てないで導いてくれる。
私の人生にふいに現れ、自分を表現するアイテムを与えてくれた。
すると、私の道の上に今まで無かった、いくつもの分岐点が出現するようになった。
こっちにもあるよ、あっちはこんなことができるよと言うように、楽し気に光を灯し、私を誘っている。
この世界に引き込み、人生を変えるきっかけを作ってくれた師匠には、心から感謝している。
ずっとついていこうと思う。
最後までお読みいただきありがとうございました。
碧乃よえしえ
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んで下さりありがとうございます。いただいた応援は、マンガや文章など、誰かの心がほっとする作品づくりに使わせていただきます。これからも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。