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都会とか田舎とか、便利とか不便とか

そして、私にとっての成功

最近読んでいるのは、

今野保
『アラシ』
『羆吼ゆる山(ひぐまほゆるやま)』
『秘境釣行記』

(いずれもヤマケイ文庫)

大正生まれ、北海道の山で生きた人の記録だ。

炭を焼き、狩猟をし、自然の中で生活する。
動物や植物がすぐそばにあり、
自然の恐ろしさと美しさが、日常の中にそのままある。

読んでいて、素直に羨ましいと感じる。

生きるという行為が、濃い。

けれど同時に、自由は少ない。
一家で炭を焼き、生計を立てる。
厳しい冬も避けられない。

結局のところ、どの時代でも人は働き、
お金を得て生きている。

では、何が違うのだろう。


現代は明らかに豊かだ。
便利で、安全で、選択肢も多い。

それなのに、精神的に苦しんでいる人が多いように感じる。

物質的には満たされているはずなのに、
どこか満足しきれない。

私は最近、幸福とは絶対量ではなく、
**「高低差」**なのではないかと考えている。

どれだけ持っているかよりも、
どれだけ前に進んでいる感覚があるか。

少しでも上がっているという実感。
変化しているという手応え。

それが、心の満足に深く関わっているのではないか。


ただ、人には型がある。

私なりに整理すると、いくつかの傾向が見えてくる。

拡張型
前に進むことが喜び。
挑戦し、広げ、結果に向き合う。

安定型
整ったリズムを大切にする。
協調性があり、信頼を積み重ねる。

探索型
変化と発見が栄養。
自分の世界観を追い求めて動き続ける。

保守型
今あるものを守り、つないでいく。
大きな変化よりも、継続を選ぶ。

どれが優れているという話ではない。

ただ、社会の評価軸は少し拡張型に寄っている気もする。
だから、自分の型とは違う場所で戦い、
疲れてしまう人もいるのかもしれない。


私自身を振り返ると、
どうやら拡張型に近い。

前に進んでいるときのほうが、心が落ち着く。
挑戦しているときのほうが、迷いが少ない。

数字や結果に向き合うことも避けない。

もちろん、勢いが出すぎて
視野が狭くなることもある。

それでも、今の私にとっては
動き続けることが自然だ。

私は結果を大切にしている。

ただし、それは今日の評価のことではない。
今の積み重ねが未来をつくり、
やがて形になるという意味での結果だ。

だから私はやめない。
前に進むことをやめない。

成功とは何かと聞かれれば、
成長し続けている状態にあること、と答える。


とはいえ、ずっと同じ力の使い方をするとも思っていない。

今は外へ広げることに力を使っている。
だが、いずれ力の向きが変わる時期も来るだろう。

そのときは、そのときの自分に合った動き方をするだけだ。

都会か、田舎か。
便利か、不便か。

どちらが正解かという話ではない。

私にとって大切なのは、
自分の型を理解し、
その型のまま動き続けること。

止まらないこと。

それが、今の私の答えだ。



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