吉岡有隆の情報セキュリティマネジメント試験対策室1 【図解なしで分かる】情報セキュリティの「7つの守る力」──CIAとJIS Q 27000と、その先へ

こんにちは、有隆です。

情報セキュリティマネジメント試験の勉強をしていると、必ず出てくる「CIA」や「JIS Q 27000シリーズ」という言葉。

最初はとっつきにくいですが、これは「情報って何を守ればいいの?」という根本的な問いへの答えでもあります。

今回は、セキュリティの基礎3要素(CIA)に加えて、より実践的な4つの補助概念──真正性・責任追跡性・否認防止性・信頼性まで、まとめて分かりやすく解説します。

■ 情報は「3つの柱」で守られている(CIA)
まず、セキュリティの基本「CIA」とは:

Confidentiality(機密性)見せちゃいけない人に見せない
Integrity(完全性)勝手に書き換えられていない
Availability(可用性)必要な時に使えること

・機密性(Confidentiality)
例えば、社外秘の設計図が外部に流出したら大変ですよね。これは見せるべき相手にだけ情報が届くようにする力です。
→ 暗号化、アクセス制御、パスワード管理などで対策。

・完全性(Integrity)
情報が改ざんされていたら意思決定も崩れます。
→ 電子署名、チェックサム、WORM記録などが有効。

・可用性(Availability)
サーバーがダウンして、業務が止まったら?
→ 冗長化、バックアップ、UPS(無停電装置)などが活躍します。

■ 「どう守るか?」を定めたのがJIS Q 27000シリーズ

「守るべきこと」はCIAで分かりました。ではどうやって管理し、守っていくか?──その指針が「JIS Q 27000シリーズ」です。

JIS Q 27001:ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の要求事項
→ 認証取得の基準となる。企業が「うちはセキュリティちゃんとしてます」と言いたい時に必須。

JIS Q 27002:具体的な管理策(ノウハウ集)
→ 例えば「ログは定期的に確認しよう」「USBは禁止しよう」等、実務向けの指針が載ってます。

■ セキュリティをさらに深める「4つの補助要素」
情報セキュリティはCIAだけでは完結しません。実務ではもっと細かく「誰が、いつ、何を、どうやったか」まで問われます。

そこで追加で押さえておきたいのがこの4つ:

真正性(Authenticity)本人であることの確認 生体認証、OTPなど
責任追跡性(Accountability)誰が何をしたか追える 操作ログ、監査証跡
否認防止性(Non-repudiation)「やってない」を言わせない 電子署名、タイムスタンプ
信頼性(Reliability) 安定してちゃんと動く力 ソフトの品質、ハード冗長化

・真正性(Authenticity)
→ 「その操作、本当に本人?」を確認。ワンタイムパスワードや生体認証がよく使われます。

・責任追跡性(Accountability)
→ 「誰が、いつ、何をしたか」をあとから辿れること。ログ管理が肝です。

・否認防止性(Non-repudiation)
→ 「そんなことしてませんよ?」を通用させない。電子署名やブロックチェーンなどで、記録の改ざん困難性を高めます。

・信頼性(Reliability)
→ 情報システムがちゃんと動き続ける能力。セキュリティとは少し分野が違いますが、現場ではとても大切です。

■ 最後に:何を守るか × どう守るか
これまでの話をひとことでまとめると──

CIA+4要素=情報の守る力(セキュリティ7要素)
JIS Q 27000シリーズ=守る為の仕組み作りの教科書

試験でも「どの性質の欠如が原因か?」を問われる問題が出ます。「何を守る為に、どんな対策が必要なのか」を意識しながら勉強を進めていくと、理解がぐっと深まります。

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「CIAってスパイ機関のことじゃないの?」 「脆弱性と脅威、どっちがどっちか毎回こんがらがる……」 そんなあなたに捧げます。 本記事で…

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