第31回 アイアン・メイデン来日します、その前にイベントも
この連載の初期にイギリス出身のメタル界の帝王、というか王者というか、ともかく今年でその活動が始まってから50年!
その間、HR/HMシーンを常に牽引する立場として常に進化も続けてきた“鋼鉄”!自分で空を飛んだり、映画があらためて公開されたり、というお話をしましたね、覚えてますか?
そう、アイアン・メイデンです。
筆者は東芝EMIに入社した、まさにその1982年に彼らのライヴを洋楽部の新入社員として体験しており、なんと、生意気にも販売店・メディア向けの冊子「Break Out」で中野サンプラザ公演のリポートを書いている。
メタル界隈から洋楽に入っている筆者としては、なかなか得難い経験だった。
その3年後、3度目の来日時にはすでに独り立ち(でもないけど)して、全国ツアーに同行。よく飲むイギリス人たちの洗礼を受けたのだった。
リーダーのスティーヴ・ハリスには、大阪のホテルのバーに呼び出され、ビール一杯と引き換えに、日本で購入したもののマニュアルがすべて日本語だったヴィデオカメラの操作方法を翻訳して伝える、というなかなか無茶な使命を果たした。
ニコ・マクブレインからは、ボーリング場から呼び出されて何度もご一緒したり。
それだけでなく、いろいろな失敗もあったが、ちょっとだけお兄さんとはいえ、ほぼ同世代のモノホンのロック・バンドとのお仕事ができるなんて!ということで興奮の毎日でありました。
・・・と言うことや失敗談も、拙著『東芝EMI洋楽部の輝ける日々』に詳しい。
さて、そのメイデンが来るという。
「知ってるわい、そんなことは!」なんでしょうけど、2年ぶりの来日。
前回をミスった筆者としては東京・両国国技館で2公演を行った2016年以来なので、なんと10年ぶり。かなり久々。
2011年には到着する間際の日本列島を東日本大震災が襲いキャンセル、2020年5月はコロナ禍で歌舞音曲自粛の憂き目にあってこれも中止。やはり一寸先は何があるかわからないので、見られるときには見ておかねばいけません、ライヴ。
今回のツアー・タイトルは、
「Run for Your Lives World Tour 2026」!
「Run for Your Life」は、現シンガーのブルース・ディッキンソンが加入した1982年のサード・アルバム『魔力の刻印(The Number of the Beast)』からのファースト・シングルにもなった「誇り高き戦い(Run to the Hills)」のサビの一節から。
まさに初期からのファンにはドストライクなツアー・タイトルなわけ。
筆者が担当した4作目の『頭脳改革(Piece of Mind)』にも、「明日なき戦い(The Trooper)」という紛らわしい邦題の曲があるが、もちろん全くの別曲。
なんでもこのツアー、初期の楽曲限定でセットリスト組んでいるらしく、当時担当していた感覚からすると「ふーん、初期ってことは3枚目までかなあ」と思うわけだが、そうじゃない。
50周年から振り返るとファーストから9作目『フィア・オブ・ザ・ダーク』(一旦ブルースが脱退するまで)までを“初期”と言うんだそうだ。こりゃおじさんびっくり。
そんなわけで、すでにチケットの支払いも済ませた吉野家七味。
実はイベントに出ます!9月20日(日)の18:30スタート!
メイデンのツアーの露払い、と言っては主催者である伊藤政則氏とシンコーミュージックさんに失礼なのだが、大変好評で定期的なイベントとして定着している「政則十番勝負2026」に、1995年ごろから担当した杉山氏、6人編成になってからの担当村松氏、そして筆者自身と3人が揃ってこのイベントに登壇!
それぞれの時代のエピソードをぶっつけ本番でお話しします!というもの。この3人が一緒のトークショーに出るなんて想像もしていませんでしたが、なかなかの“濃さ”だと思いますよ。僕の場合は著書に書いた以降に思い出したことも出てくると思うので、予習してチケット予約だ!
おそらくこうなんじゃないか、というセトリはこちらで予習↓
ということで、今日はこの辺で。
吉野家七味でした、バイバイ、またね!
