文士劇を観劇する
私と交流がある作家の谷口桂子氏が演劇に出演すると言うので紀伊國屋ホールへ。
文芸家協会100周年記念で林真理子氏が挨拶に立った。
何度か父も文士劇に出演せよと依頼があったが、1分でも小説を書きたい父は断っていた。
三島由紀夫、遠藤周作、、出演者は全員作家なので、アドリブが横行し話の筋がどんどんずれて行く舞台もあったと聞く。しかも何人かは酔っているから尚更だった。
時代は変わり「忠臣蔵」から「風と共に去りぬ」となった。
映画「風と共に去りぬ」は奴隷を否定しない内容なので映画の再上演に際し、解説付きになっているという。リベラルにとってはけしからん映画だがノーカットで見ることも大切ではないか?昔の映画で時代背景を反映しているのだ。既に映画は完成してしまっている。抗議をしてもしかたない。
しかし元作者であるマーガレット・ミッチェルの作品は白人優位主義を賛美するものではなくむしろ正反対の長編小説なのだと言う。
だからこのポリティカル・コレクトネス時代に敢えて「風と共に去りぬ」を選んだと言う。
主役のスカーレット役は村山由佳氏であった。
驚いたの何の!他の作家の演技がそれなりに対し、村山氏は作家と役者の二刀流で明らかに浮いていた、とても。
情感豊かで演技する村山氏は自虐ギャグをかました。スカーレット・オハラのように私は二回離婚しているが、三回目は流石にないとホールの爆笑を誘った。
初舞台で氏は笑いの後にホール内に静寂を創った。すごい。
モテまくっていたはずである。
モテまくり女の歩いた後はぺんぺん草も生えない屍が死屍累々としたはずである。
役者は三日やったら辞められないという。来年もやってもらえまいか。
その時は色紙を持って楽屋におしかけますゆえ。
