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旅ログ47日目「旅は、感動をそっと蓄える栄養剤だった」

旅ログ47日目|旅は、自分を成長させる栄養剤だった


旅はただの移動ではない。


旅はただの観光でもない。


少なくとも私にとってはそうだ。


もちろん美しい景色を見るのも好きだ。


ご当地グルメを食べるのも好きだ。


温泉に浸かるのも好きだ。


しかし旅の本当の価値は、


それらの先にあるような気がしている。


最近になって少しずつ分かってきた。


旅とは、


自分を成長させる栄養剤なのだ。


私は敦賀を拠点に旅ログを書いている。


気になった場所へ行き、


その土地の空気を感じ、


食事を楽しみ、


写真を撮り、


文章に残している。


旅を始めた頃は、


単純に楽しいから続けていた。


知らない場所へ行く。


知らない景色を見る。


それだけで十分だった。


だが続けているうちに、


あることに気付いた。


旅へ行く前の自分と、


帰ってきた後の自分は、


少しだけ違っているのである。


大きく変わるわけではない。


劇的な変化でもない。


しかし確実に何かが増えている。


考え方かもしれない。


価値観かもしれない。


視野かもしれない。


その正体は分からない。


だが確かに何かが積み上がっている。


日常だけで生きていると、


どうしても世界は狭くなる。


毎日同じ道を通る。


同じ景色を見る。


同じ人と会話する。


同じ時間に起きる。


安心感はある。


だが刺激は少ない。


気付かないうちに、


思考も感覚も固定されていく。


それは悪いことではない。


人間には安定も必要だからだ。


しかし安定だけでは、


少しずつ変化する力が弱くなってしまう。


そんな気がしている。


だから私は時々旅へ出る。


知らない土地へ向かう。


電車に揺られながら、


まだ見たことのない景色を眺める。


目的地へ到着した瞬間、


まず空気が違う。


街の雰囲気も違う。


人の歩く速度も違う。


店から漂う匂いも違う。


何もかもが普段と違う。


すると脳が目を覚ます。


「ここはいつもと違う場所だ」


と認識する。


その瞬間から、


世界の解像度が上がる。


普段なら見過ごす景色にも目が向く。


普段なら気付かない音にも耳が向く。


普段なら食べない料理にも挑戦する。


旅には、


人間の感覚を目覚めさせる力がある。


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