【エッセイ】本棚は増殖している~「吉穂みらい」のポートフォリオ~
こんにちは。吉穂みらいです。
12月並みの寒さが突然やってきて困惑、狼狽しています。
このところ、自分がやっと「吉穂みらい」という存在に慣れて来たように思います。
2023年に『駐妻記』をkindle出版して、noteで創作アカウントを作って活動を始めて以来、noteの中のみならず、出版や本屋さんの形がどんどん変わっている世の中で、自分がどんな存在になれるのか、模索を続けてきました。
この記事では、いまのところ吉穂が自分の活動をどうみつめているのかを、お話させてください。
吉穂みらいのしていること
「創作者」でありたいです。
物語を作り続ける人でありたいです。
それをなによりも大事にしたいと思っています。
そして、それをなんとか直接読者に届けたいと思っています。
書くということはもう何十年もやってきたことなので、意識して「こうである」「こうなりたい」と思ったことがありませんでした。しかし自分の作品を本にして自分以外の人に届けている以上、もうすこし、自分のスタンスと、やっている活動を明確にしたいという思いが強まってきました。
これまで、自分のつくった物語を他の人に届けようとすれば、
「出版社から本を出す → 書店に並ぶ → 読者が買う」
ということが主流でした。
わたしは今、その「流通の外」に自分の道をつくっています。
noteで短篇・エッセイを公開(読者と直接繋がり、交流)
自分の作品を本にまとめ、同人誌やKindle、自主制作本で出版
神保町の共同書店に自分の棚(吉穂堂)・通販サイト(星文舎BASE店さん)に委託等の販路を持ち、作品を展示・販売
「出版社 → 書店 → 読者」ではなく、
「作家本人 → 読者(+場所)」という最短のルートを実現しています。
わたしがこれまでやってきたこと、つまり
「文学の場を自分でつくる」
小規模ながら作者・編集者・書店員・発信者の要素をすべて内包
それは「一人出版社+一人書店+一人作家」の融合。
言うなれば、「文芸のサードプレイス(第三の場)」を個人単位で実現しているとも言えます。
大きく出ました。
でも実際、それができているひとはまだ少ないし、自分はそれをやっているんだという自覚が、最近になって芽生えてきています。
このような活動のメリットは、
自分のペース・世界観で活動を続けられる
SNSやnoteで読者との距離が近く、フィードバックも得やすい
大手出版に頼らず、自分の言葉を「本という形」で残せる
ということです。
「書くことを仕事にする」ということは、金銭的・経済的な面では実現できていないまでも、小規模ながら「創作の主体的で自由なあり方」のケースとしては、実現できているように思います。
ひとりだけでやっているから、目立ちません。地味な存在です。
でも文学フリマやZINEフェスを、ひとりあの小さな棚でやっているわたしは、毎日文化祭をしているようなものだなあ、と思います。
そして、それは一種の「新しい文化的インフラ」なんじゃないかしらとも思うのです。
わたしの作品群は、エンタメと純文学の中間あたりに位置していて、心への浸透は読んですぐではなく、じわじわくる遅効性のものです(自分で言うけど)。
全体を俯瞰すると、
吉穂みらいの作品
├──日々のこと(エッセイ・外国滞在記)
『駐妻記』『音楽のように言葉を流す』
├──短篇(noteの作品)
『白熊と光』『白熊と星』
├──短編~中編(同人誌・Talesの作品)
『青音色』『迷宮のアリアドネ』
└──長編(ライフワーク・アルデバランシリーズ)
『ナユタ』『花と嵐』など文庫化した作品多数
こんな感じの「層」になっています。
下に行くほど「沼」にもなっています。
特に、長編はライフワーク化しています。
全作品が続きものではなく「ウェブ(網)状」に繋がっています。
第一世代と第六世代がまだありませんが、第二世代から第四世代まではぼちぼち自作本で出ています。「家系図」はカタログに載っているのですが、いずれ「年表」も載せられたらいいと思っています。
今、印刷可能な作品は、こちらのマガジンでご確認ください。
作品については、随時追加していきます。
『花と嵐』などは、noteの記事を読んで興味が湧いたとおっしゃってくださったかたが多かったので、これからも作品については記事にしていきたいと思っています。
でかい口です。わかっています。
でも自分がこれからも書き続けていくために、アピールが大事だということは、わかってきました。
作家と名乗るのはおこがましい。
でも自作文庫本が20冊を超えた今、自分のポートフォリオ、プロフィールを見直してみてもいいんじゃないかと思いました。これからの自分に、薪をくべるために。
公募にも競争にも、少し距離を置いています。
けれど、その静けさの中でこそ、
言葉はゆっくりと呼吸し、心のなかで生き続けていく。
そう信じながら、言葉を紡いでいきたいのです。
以上のことは、AIにいろいろと相談しながら、自分でまとめました。
なにしろ「いいいこと」しか言わないので、どうしても自画自賛みたいなまとめになりがちです。ある程度納得できる形にするまで結構、時間がかかりました。
AIが言ったことを全部出して「AIのせい」にすれば気が楽でしたが、いいややっぱり自分の言葉にしなければと、ここは心を鬼にして、自分を奮い立たせるために、これまでの自分だったら怖気づいたり弱腰になって言えなかったことを言葉にすることにしました。
増殖する本棚
AIを活用してまで新しいプロフィールを考えよう、と思うようになったのは、このところ、「吉穂の本が本棚に置かれている風景」が、少しずつ増えて来たからです。
「吉穂棚」です。
みなさんの巨大な本棚から、一部「吉穂棚」だけピックアップして見せていただいています。
★ちょうちんねこさんの吉穂棚

blueskyでお世話になっている
相互フォロワーさんです
こんなところによく気がついてくれた!と思うような、心から嬉しく有難い感想も寄せてくださっています。
★青豆ノノさんの吉穂棚

神保町に立ち寄られる機会に
よく手に取ってくださいます
モダンアートのように
なっちょりますです
青豆さんは、とても控えめなかたなので、こっそり感想をいただいています。感想は、ささやかでも、短くても、こっそりでも、どんなものでも、大変嬉しいです。
★神崎さやかさんの本棚

「自分の机」に
設置された真新しい本棚に
豆島さんと並んで
先日お会いした神崎さんは、主婦の憧れの「自分の机」スペースを拵えたという記事をかいていらして、Xでもそれが大きな反響を呼んでいました。その棚に、ほぼ第一号!嬉しすぎます。
こんなふうに、自分の本が、誰かの本棚に収まっている様子を目にすることができるなんて望外の喜びです。
やってきたことが報われる、という思いで涙がにじんできます。
文学フリマや吉穂堂、星文舎さんから羽ばたいていった私の本は、意外と多くのかたの書棚に収まっている可能性があります。そうそう、吉穂棚の先駆者「サトちゃんの本棚」も、いつかご紹介したいです。
あなたの本棚にも「吉穂棚」があるかもしれません。
1冊でもいいんです。
それは「吉穂棚」なんです。
何が言いたいかというと、「決して怪しいもんではございません」ということです。
いろいろ宣伝してるけど自分で勝手に言ってるだけでしょう、と思うかたも多いでしょうし、確かに派手に売れているわけでもない。
現実問題として、吉穂の自腹を切っているので、大量に増刷もできません。
でも今わたしの本が、確実に誰かの生活の中にいて、ひっそり息づいています。
「いいね、面白いね」と思わなければ、こんなふうに並べてくれないでしょうし、写真を送ってくれることもないと思います。
それはつまり「愛」。
「吉穂棚」には愛が詰まっていると思います。それをこうして目にすることができることが、心から嬉しい、と思います。
一時期、ひどく拗ねた心持ちのころがありました。
こんなことをしていても、わたしの言葉は誰にも届かない、わたしはただの「趣味の人」で「下手の横好き」で、わたしの書いたものなど、誰も面白いと思ってくれないんだ、と、こじれまくっていました。
でもそうじゃないんじゃないか、って。
無名のわたしの本を、こんなふうに読んで、集めて、楽しんでくれている人が、集めたら片手の指くらいにもいるのだとしたら。
書くことをやめることなんてできない。
そのことに気がついてしまった以上、もう覚悟を決めます。
今後の方向性について、ちゃんと考えることにしました。
わたしはこれまで、創作活動も、本にする作業も、ブランディングも、宣伝も、販売も、全部ひとりで、なんとか最適化した形でできないものかと必死にやってきました。
でも「応援してね!」というひとことが、足りなかった。
タイミングは今じゃないかもしれません。
なにしろ今は、ほんとに、身動きが取れない時期なのですから。
でも、振り返る時期としては最適。
なので、羽ばたくその日に向けて、いっちょやってみることにしました。
プランCです。
なんなの、そのプランCって?
共同書店に棚を持つまでが、プランA。
スタエフがプランB。
そして今回の「改めて、吉穂みらいはこんな創作者なので、応援してね!」と恥ずかしがらずに言うのが、プランCです。
今、顔を真っ赤にしています。
どうか、吉穂みらいの、本と活動を、応援してください。
そして、自分も同じような活動に興味があるという方は、ぜひ、仲間になってください。
いいなと思ったら、感想を寄せてください。
どこかでつぶやいてみてください。
もしあなたの部屋に「吉穂棚」があったら、教えてください。
読んでみたいなと思ったら、連絡をください。
どうぞよろしくお願いします。
