こんな日本をつくりたい
これは、2012年9月19日に発行された、批評家の宇野常寛さんと、元総理の石破茂さんの対談本である。
表紙には、ただ「失われた20年」を嘆くより「こうしたい」というビジョンを語ろう。「ノンポリのオタク」にして若者代表・宇野常寛と政治家・石破茂が全力で考え抜いたニッポンの未来。と記されている。
写真を見ていても、長年の年月が経っていることを物語っている。お二人ともに若い。
だがしかし、読み進めていってもそれを全く感じさせないものがあると感じる。
この本が刊行された14年後の2026年7月8日、大塚にある宇野書店にてこんなイベントがあった。
こちらの動画は冒頭の15分のみのものだが、是非課金をして最後までみてみてほしい。
基本的な事から議論していて、とても分かりやすかった。山尾さんの議員時代の貴重なお話もされていて、国会の仕組みを知る事にも繋がる。ノートにたくさんメモをとった。再度見てまた自分のなかに落とし込めたいと思った。
折角なので、ここで9条のおさらいをしようと思う。
日本国憲法第9条
(第一項)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力よる威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(第ニ項)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
この本にも載っていた前文も少し掲載したい。
日本国憲法前文より抜粋
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
昔、中学の社会科の授業で先生が、「9条をどうしたらいいのか」ということを投げかけられた事がある。自由に考えていいよ、という事だったのだろうとは思うが、当時の私は意見を持つことができなかった。確かその社会科の先生も、自衛隊をどうとるのか、みたいなことを言っていた気がする。どう意見したらいいのか、全くもってわからなかった。
自衛隊と聞くと、災害時に被災地に行って炊き出しやお風呂を作っていたりといったような、どちらかというと救助する、といったことに特化している人達、みたいな印象を持たれる方が多いと思う。
ちなみに、Xでこんなアカウントを見つけたのですかさずフォローしてしまった。ポストは今の時期にとても有効な、へぇ〜と思うことだったのでここにシェアしておく。是非一度はやってみたい。
氷を増やしても長持ちしません🥶
— 【公式】自衛隊東京地方協力本部 (@tokyo_pco) July 23, 2026
多くの人が勘違いしています。
実は冷たさを長持ちさせるポイントは
「氷の量」ではないの知ってた⚠️
動画で理由と、
誰でも作れる一本氷の作り方を紹介しています🙌🏽
熱中症対策として知らなかった人は
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重要な事なのでもう一度言いたいのだが、先日の宇野書店での石破さんのお話は全国民がみてもいいと思うレベルだと思うので、課金が必要にはなるのだが、是非ぜひ見てほしい。
これ、すごくすごくよかった。
— ぷにちゃん(アイコン変えました) (@punimaruko) July 17, 2026
勉強にもなったし。
課金が必要ではあるけど、みんな見るべき動画!見て!https://t.co/88wLNx9ye9
この本のなかにも同じような話が載っていたりするので、Amazonで買うのも勿論だが、大塚駅のすぐ近くにある宇野書店にてお買い上げしてもらって、熟読してほしいと思う。
そもそも、何故私がこの本を手に取って、しかもnoteにも記事を書いているのかということを話してみたい。
それは今年、2026年の2月に遡る。
衆議院選挙のことであった。選挙区で立候補されている方のファクトを取りに行きたいと思っていた。
保守王国とも言われている群馬県なので、やはり自民党の候補者に対する情報が入りやすかった。
すかさず決起集会が、某ホテルで行われるということを知り、現場に足を運んだ。
また、そこには大物議員(当時は候補者)さんも駆けつけるとのことで、若干ミーハーな気持ちをももちつつ、集会に参加をした。
大物議員さんのお話に、一気に心を奪われた。
応援演説だったのだが、紹介の仕方というか、素晴らしかった。いでたちというか、すごく綺麗だなとも感じていた。
タイミングがあれば話してみたい、と思いながら参加していた。
そして選挙区の立候補者さんの演説、これに関しても私は心を揺さぶられたのである。
選挙戦のときのあるエピソードを語っていた。
演説をしていると、遠くから見ていた人がいて、その方に話しかけたそうです。するとその方が、
「私はね、前回の時自民党には入れなかった。だけど今回は入れるから。見てるから。」
心の中で膝をポンと叩いていた。
「そうか、そういう考え方もあるのか。」
集会が終わって、立候補者と大物議員さんが出口で1人ひとりに挨拶をしている姿があった。
「よし、この気持ちをすぐに伝えよう。」
この気持ちを今伝えないでいつ伝えるんだ、そういう何か、自分から湧き出るものすごいパワーみたいなものを感じた。
結果は皆さんご存知の通り、自民党が大勝という快挙をあげた。
もちろん、決起集会に参加した2人の候補者も当選している。
その後、久しぶりに都内にいる友人に会いに行くことがあった。
会えなかった時間を埋めるように、たくさん話して、たくさん彼女の話を聞いた。
またみんなで会いたいね、などと思い出話に花が咲いた。
一通り話した後、私たちは宇野書店に向かった。田舎から出てきた私に、彼女はいつも先導してくれる。彼女といるときはいつも後をついていってしまう。でもとてもありがたい。これからも大事な友人の1人だ。
彼女も、元々無類の読書好きであるので、この機会にと、一緒に入って片っ端からまじまじと「物色」していた。この時、2人共に宇野書店に行くのは初めての事だった。
そこでこの本を、(多分必然的に)見つけてしまったのである。
選挙のことを彼女にも話していたので、自然と手にとっていた。
その時この本以外にもあと2冊くらい手に取っていて、それを購入して宇野書店を後にした。
後日、その事をご本人(宇野常寛さん)に伝えた。
すると、「それはいい視点だよ。」と褒めてくれた。その時は「え、本当に?」と思っていたが、嬉しかったのを覚えている。
さらに、「感想を聞かせてほしい」とも言っていたのでその感想をこちらに綴ることにした。
冒頭にも述べているように、14年の月日は流れているが、その内容は今読んでみても全く古臭さを感じない。
社会全体が、この14年、すなわち3.11の震災後、いうほど変化がない、もっというと悪い状況にさえなっていると言えると私は感じた。
原因は何だろうと考えた時、やはりインターネット、SNSの普及がそれを加速させているのではないかと思う。
これは自分に対する戒めでもあるのだが、誰でも何でも発信して、それによる快楽みたいなものを得ているところがある。
私はラジオリスナーでもあるので、聞いていて楽しくなると、「思わずツイート」してしまうことがよくある。
これはこれで、普段目に見えないリスナーと繋がる事もできて、いい面もある。
だが一方で、「出る杭は打たれる」ではないけど、それをよしと思わない一部の人が、あることないことを棚あげしながら攻撃する、という光景をみたりする。
それはやはり見ている側の気持ちはよくないし、攻撃されている方の気持ちももちろんいいものではない。それで何か生まれるものがあるのか?と問いたくなる。
それと、本を読み進めて感じることは、宇野さん石破さん共に、意見をきちんと聞いて、決して叩くということをせずとも話して議論をしているというところ。
意見が合わない相手に対して、きちんと「私はこう思う」を貫いているところ。
本来の民主主義とは、という点でも、この本は有益だと感じる。
冒頭では、未来の車の話をしていたり、途中電車の話になったり、個人的にも好きなものの話をしていて、読んでいてワクワクした。
また、女性の生きづらさ、結婚して子供を授かりたいと思っている人に対してのキャリアについてや、年金問題や日本の作物の受給率の話など、この本を読むと政治と生活は繋がっているということをまじまじと知ることになった。
この本を読み終えた時、私はなんだかやる気に満ちていた。
それは、あの時の「伝えるんだ!」という気持ちにも似ていた。
微力ながらも、できることをしたいと思う。またこうして、自分の中にある何かを文章にしてみたい。
事実を探しに当事者の方のお話を伺ってみたい。
石破さんのおわりにから、最後3行にこの本の本当の意味があると思うので、ここに示して終わりとしたい。
間違いなく今、私たちは後世特筆される歴史の転換点にいるのだと思う。若い世代に、この日本をたしかなかたちで遺す責任を負っている世代の一人として、同じ時代を生きる者の責任を共有できる宇野さんと対談ができたことを、心から嬉しく思っている。
2012年7月26日
石破 茂
そして、先日のお話が本当にとっても楽しかったので、また宇野書店に来てお話をして欲しいと私からも切に願う。
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