自己肯定感が低い私、説教されて振られた話
私は自己肯定感が低い。
昔からそうだった。
何をやっても自信が持てない。
「どうせ自分なんて」
気づくと、頭の中でそうつぶやいている。
何をやっても才能がないからなのか。
それとも、小さい頃からいじめられていたからなのか。
正直、原因はよく分からない。
たぶん、少しずつ重なっているんだと思う。
昔、いい歳してから好きになった人がいた。
勇気を出して近づき食事に行ったら、こう言われた。
「なぜあなたは自己肯定感が低いの?」
「なんで自分を大切にしないの?」
などと延々と説教された。
正論なのは分かる。
しかし、ただただ否定されるのは辛すぎた。
私は呆然として、その場にいられないほどだった。
結局、その人とは付き合うことなく終わる。
そりゃそうだ。
このことが、さらに私の自己肯定感を下げた。
「やっぱり自分はダメなんだ」
説教された上に、振られる。
ダブルショック。
死体蹴りと同じだ……。
もう、私、すでに死んでるから。
あの説教は、何だったのか。
本当に私のためだったのか。
語ってみたかっただけなのかもしれない。
もしくは、マウント取りたかっただけなのか。
実際のところ、私と付き合いたくなかったから遠ざけたのだろう。
今でも、時々考える。
あの時間は、一体何だったのか。
人って難しい。
これがきっかけで、ますます一人でいることを好むようになった。
もう女性と付き合うこともないだろう。
言葉は人を助けることもできる。
その半面、どん底に突き落とすこともできる。
あのときほど痛感したことはない。
ただ、今なら思える。
中途半端に期待してから落とされるよりは、マシだったと。
何だか書いていて悲しくなってきた。
今晩、私の枕は濡れている……
