折り合いをつける
今日も、note投稿に向けて書こうとした。
私はいつも、投稿文を新鮮なお刺身の一切れのような気持ちで差し出している。
小さくても、切り口がはっきりしていて、味わいがそのまま伝わるものを。
でも今日は違った。
魚を一尾さばくどころか、すり身にしてしまったような状態。
どこから切り出せばいいのか、わからなくなっていた。
どこかで折り合いをつけなければ、投稿できなくなってしまう。
待てよ――
「折り合い」という言葉そのものから書き始めればいいのではないか。
そう思った瞬間、
少しだけ手が動き出した。
さあ始まった――
まずは「折り合い」という言葉の意味から。
折り合いとは、主に人間関係や利害関係において、双方が譲り合いながら「落としどころ」を見つけることをいう。
譲り合うということは、どちらか一方だけが我慢することではない。
片方が一方的になったとき、それは折り合いではなく、ただの押しつけになってしまう。
だからこそ、最初から「折り合うこと」を目的に行動してしまうと、本来の折り合いから遠ざかることもあるのだと思う。
私も理事長に就任してから、一週間が経過した。
交渉ごとには比較的得意な分野もあるが、すべてを一人で折り合えるわけではない。理事の仲間の助けを借りなければならない場面も、これから多くあるだろう。
それでも任期のあいだは、逃げることなく、この役目と向き合い続けたいと考えている。
実は、二十年前にも同じ理事長を務めていたことがある。
当時の私はまだ若く、まわりに守られていたのかもしれない。
振り返れば、不安しかなかった。
それでも大役を任されたその時間の中で、多くのことを学んだ。
「折り合い」という言葉も、きっとその一つだったのだろう。
理事長は、我慢の仕事であってはいけない。
理事との調和が乱れないように気を配りながらも、自分を消費することなく、私らしさを保つこと。
その大切さは、みほさんの電子書籍
『やさしさと、ともに生きていく』の中で、
静かに語られていた。
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ありがとうございます。まだまだ未熟者ですが、チップはクリエーターとしての、活動費として大切に利用させていただきます。