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【エッセイ】向田邦子さん精撰女性随筆集を読んで

向田邦子さんのこちらの本を読みました。

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向田邦子さんは昭和を代表する脚本家であり、その後多くの書籍に執筆されたり、小説では直木賞を受賞されています。


こちらの書籍は向田邦子さんの魅力が1冊にぎゅっと詰まっていて、何をお伝えするべきか悩むほど。

書かれているのは戦前から戦後を生きてきた幼少期、ご家族のこと、女学校時代、執筆のこと、手掛けられたテレビドラマのこと、料理のこと。


私はご家族のお話が好きです。中でも向田さんと実のお父様とのエピソードが印象的です。たびたび家族に対して威張り散らす父。

「字のない葉書」の中で書かれているのですが、初めて親元を離れて暮らすようになって3日空けずに手紙が届くほど、筆マメであったことがわかります。

これまでのふんどし姿で家の中を歩き廻り、大酒を飲み、癇癪を起こす姿はどこにもなく、届いた手紙は「邦子殿」で始まる。家族を大事に思いながらも照れ屋の一面が。「父の詫び状」もこういうお話だったんだ!と私の中では何度もお見かけしていたのに何十年越しに答えを獲得した感覚でした。



「くらわんか」では美味しいのり弁や、おもてなし料理の作り方を、「傷だらけの茄子」では台風に備えた一家の慣わしを、他にも「中野のライオン」も好きです。



何かについて綴っていて、そういえばこんなこともあったと場面が切り変わっていく。
淡々と状況について書かれてのに、気持ちも伝わってくる。考察も面白くて、注目されている事柄からもあたたかいお人柄が伺えます。

私たちが今過ごしている時代と、向田さんが過ごした当時とは大分違うはずなのに、違和感なく入ってくる。これがよい文章ということなのですね。

素敵な出会いに感謝します。





今回の向田邦子さんの作品を読みたくなったきっかけは、フォローさせていただいているレモンさんのこちらの記事より

推しへの眼差しと文章がもう眩しすぎるほど。先ほど答え合わせのように記事を改めて読ませてもらいましたが、足元にも及びませんでした…🤭


もっともっといい作品の言の葉を浴びて、少しずつ成長していけたらと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた


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