考え方の違いと向き合うということ
診察の中で、
考え方の違いを感じることがあります。
治療の選択や進め方について、
飼い主さんと意見が少しずれることもあります。
以前であれば、
「こちらの方が医学的に良い」と
説明を重ねていたと思います。
もちろん、
正しい情報を伝えることは大切です。
ただ最近は、
その違いをすぐに埋めようとするのではなく、
一度立ち止まって、
その方がどんな想いでその選択を考えているのか、
少し広い視点で見てみるようにしています。
あるとき、
治療の進め方について迷われている方がいました。
最初は少し緊張した空気がありましたが、
お互いの考えを丁寧に言葉にしていく中で、
少しずつそのズレがほどけていき、
最後には落ち着いた表情で
選択をされていました。
考え方の違いは、
必ずしもぶつかるものではなく、
向き合い方によっては、
自然と整っていくこともあるのだと思います。
その子にとっての最善を、
同じ方向を見ながら一緒に探していけたらと感じています。
