選択の先にある時間を考える
診察の中で、
複数の選択肢を前にして、
どれを選べばいいのか迷われる場面があります。
医学的な視点では、
それぞれにメリットやリスクがあり、
「正解が一つに決まらない」ことも少なくありません。
その中で、
数値やデータだけでなく、
「その選択をしたときに、
どんな時間を過ごしたいのか」
という感覚も、
一つの大切な視点になることがあります。
ある方は、
治療の効果だけでなく、
その子とどんな時間を過ごしたいか、
どんな毎日を大切にしたいかを
静かに考えられていました。
その結果、
ご自身にとって納得できる選択をされ、
穏やかな表情で帰られたのが印象に残っています。
どちらが正しいかだけでなく、
その選択の先にある時間をどう感じるか。
その感覚も含めて選ぶことで、
より納得のある形になることがあります。
医学的な視点と、
ご家族の想い。
その両方を大切にしながら、
一緒に考えていけたらと思っています。
