今日の一串|吉祥寺で、焼き鳥を食べるなら、やっぱりここだった。
「よりみち一杯」として、残しておきたい一串。
この日立ち寄ったのは、いせや北口店@吉祥寺。
吉祥寺駅北口を出て少し歩くと、店先から香ばしい炭火の香りが漂ってくる。
その匂いにつられて、足が止まる。
暖簾の前には、仕事帰りの人、買い物帰りの人、一人でふらっと立ち寄る人。
年齢も目的も違う人たちが、自然と同じ店に集まってくる。
そんな光景を見ていると、「街に根づく店」という言葉がぴったりだと思った。

店内に入ると、焼き場では次々と焼き鳥が焼かれている。
炭火の前で串を返す手は止まらない。
注文を受ける人、料理を運ぶ人、会計をする人。
決して静かな店ではない。
でも、不思議と慌ただしさは感じない。
長年積み重ねてきたリズムが、店全体に流れていた。
まずは瓶ビール。

そして焼き鳥を注文する。

運ばれてきた焼き鳥は、とてもシンプル。
豪華な盛り付けではない。
でも、一口食べると炭火の香ばしさが広がり、噛むほどに鶏の旨みがあふれてくる。
余計なことはしていない。
だからこそ飽きない。
もう一本。
自然とそう思ってしまう。
食べながら、仕事のことを考えた。
長く続く店は、毎日少しずつ信頼を積み重ねている。
派手な新商品がなくても、
SNSで話題にならなくても、
「今日もあそこへ行こう。」
そう思ってもらえることが、一番の価値なのかもしれない。
仕事も同じだ。
大きな成果はもちろん大切だけれど、
約束を守る。
品質を守る。
期待を裏切らない。
そんな当たり前を積み重ねた先に、信頼は生まれる。
いせや北口店には、その積み重ねがあった。
焼き鳥を食べに来ただけなのに、
気づけば、「続ける強さ」について考えていた。
これも、よりみちの面白さだと思う。
まっすぐ帰るだけでは、見つからないものがある。
一本の焼き鳥から、その日の自分の考えが少し見えてくる。
今日の一串は、
「信頼は、毎日の当たり前を続けることで育っていく。」
そんなことを思わせてくれる焼き鳥だった。
また吉祥寺に来たら、寄りたい。
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