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#3 隣の良子さん

隣の奥さんのことを書こうとした。
でも無理みたい。

初めの一文字も滲むほど、涙が溢れる。

きっと“優しくされたから”だけじゃない。
この瞬間もまだ支えになっているから。

ひとりになった現実、誰かと関わる温かさ。
胸の内は複雑で、感情のひだが幾重にもなる気がした。

だから無理に書くのはやめよう。
今は「書こうとしたら泣いた」それ自体が一つの断片なのだから。

ここは揺れている日々の記録。
ありのままを置いていい。

今日は“書こうとして崩れた日”。


#四猫と生く

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