怪しいメールだけじゃない?ランサム攻撃が進化している話
2025年1月に情報処理推進機構(IPA)から2025年度の情報セキュリティ10大脅威が発表されました。
その中で5年間も1位となっている脅威をご存知ですか?
インターネットが普及し、だれでも使える環境になってきていますが、情報セキュリティに関しての知識がないと、一瞬で情報を悪用されてしまいます。
技術が進化していくにつれて、相対的に私たちも知識を上げていかなければいけないですよね。
自分もランサム攻撃に関しての知識はランサム攻撃があることを学校で習ったときの記憶しかなく、ランサム攻撃が進化してきていることは知りませんでした。
「学校で習ったから大丈夫!」という人や「かかるわけないでしょ笑」と慢心している人は要注意です。
あまりIT知識に詳しくない方にもわかりやすく「ランサム攻撃」について、一緒に勉強していければと思います。
ランサム攻撃とは?
ランサム攻撃とは、悪意のあるソフトウェアを使用して、ターゲットのコンピューターに侵入し、コンピューターの中にあるデータを暗号化して奪い、それを解除するための「身代金」を要求するというものです。
簡単に例えるなら、
「パソコンやスマホの中身(データ)にカギをかけたから、解除してほしかったらお金を払ってね。」
という悪いことをするのがランサム攻撃です。
この攻撃は、企業、政府機関、個人など、あらゆるターゲットに対して実行されます。
ここまでは何となく学校の授業や研修で何回か聞いたことがあるのではないでしょうか。
だいたいの人が、
「セキュリティソフトを設定していれば大丈夫」
「メールを見てればすぐわかる」
と慢心していると思います。
進化したランサム攻撃を紹介する前に、一応忘れている方もいるかもしれないので、従来のランサム攻撃ってどのようなものか確認してみましょう。
従来のランサム攻撃
約10年ほど前から流行っていたものをいくつかご紹介します。
まず、主なターゲットとしては個人や会社の特定の人物、パソコン単体になります。
手口として代表的なのは、
メールで偽サイトのリンクや添付ファイルからマルウェアに感染させ、データを奪い、身代金を請求する手口。
違法サイトからダウンロードしたファイルでマルウェアに感染させて身代金を請求する手口があります。
他にも、広告クリックによってマルウェアに感染させるような手口もあります。
※マルウェアとは、悪いソフトウェアのこと。ウイルスなども該当します。
感染するとデスクトップにメッセージやポップアップが表示されたり、ハッキングされてアカウントを乗っ取られたりします。
ポップアップの解除やアカウントを返すのを条件に、銀行振り込みやWebマネーを要求されますが、素直に返してくれることは少ないでしょう…
どうでしょうか、思い出せましたか?
ここまででも十分恐ろしいランサム攻撃ですが、現在ではもっと複雑な手口で攻撃が行われているので注意が必要です!
進化したランサム攻撃
それでは進化したランサム攻撃についていくつかご紹介します。
主なターゲットは企業や政府、病院・IT企業などの大規模な組織が中心で、アカウントを盗むだけでなく、そのアカウントを利用して社内の情報を抜き取り、サーバーごと乗っ取るところまで行われたりします。
また、パソコンだけでなく、スマホにもランサム攻撃を仕掛けることができ、リモートワークが進んできた今は、VPN(Virtual Private Network)や管理者のパソコンを狙った遠隔操作を利用した手口もあります。
さらに、フリーWiFiを使いパスワードを盗み取ったり、USBメモリを利用したもの、元社員がランサムウェアを仕込んでの不正など、多種多様な手口でランサム攻撃は行われます。
「そんなの大きい企業だけでしょ」
と安心してはいけません。
取引先の企業を狙うサプライチェーン攻撃などで、遠回りに本命の企業を狙っているパターンもあります。
身代金の請求には、匿名性が高く、追跡が難しいビットコイン(BTC)やモネロ(XMR)などの仮想通貨が主に使用されているので、一度払ってしまうと後を追うことが非常に難しいです。
企業などを相手にしているため、莫大な金額を請求される恐れもあります。
そして、最も恐ろしいのが、電子保管の個人情報(クレジットカードやアカウント情報)も漏えいする可能性があるということです。
現在はさまざまなものが電子で管理されるようになってきたため、流出してしまうと重大事件として取り扱われるほどになります。
企業存続の危機になるくらい大きなものなので、たった一度のミス、安易な考えが自分はもちろん、会社の命も危うくなってしまいます。
では、そのミスをしないためにはどうすればよいのでしょうか。
対策と予防策
どんどん進化しているランサム攻撃ではありますが、この攻撃を防ぐためには、個人個人が日々気をつけていくことが大事です。
会社であれば、定期的にフィッシングメール(怪しいメール)の疑似体験で訓練したりすることもできます。
基本的なことですが、
・不審なメールの添付ファイルを開かない。
・怪しいリンクをクリックしない。
・セキュリティソフトは常に最新にする。
・もし引っかかってしまった場合はすぐにネットワークから外す!
あなたはしっかりと守れているでしょうか?
中小企業でも、多要素認証やネットワークの可視化やセグメント化を行ったり、社内での情報セキュリティの知識共有など、定期的に情報をアップデートしていく取り組みを進めていかないといけませんね…
セキュリティは一度学んだからといってすべて理解することは不可能に近いです。
ランサム攻撃はますます巧妙化し、被害が拡大しているため、
「受信メールを開かないとな。」
その日常化された無意識の習慣の中に、脅威が潜んでいることを十分理解して、日々の業務に励んでいきましょうね!
セキュリティについて簡単に理解するには…?
セキュリティという言葉を聞いただけで嫌気がする人もいるかもしれませんが、そんなあなたに朗報があります。
中高生がセキュリティについて調べ、めちゃくちゃわかりやすいWebサイトとしてまとめてくれている神サイトがあるんです。
その名も「全国中高Webコンテスト」。
このサイトの何がすごいって、過去の受賞歴のあるサイトをず~っと公開してくれていることです。
そのため、セキュリティの移り変わりや時代の進化が手に取るようにわかります。
直近の受賞作品ではセキュリティについて調べ、まとめたものが受賞されていました。
高校生でここまでしっかりとまとめ上げられているなんて、ちょっと感激です…
大人である私たちも彼らのように探求心を忘れずに日々の業務に励んでいかないといけませんね…!
自分が所属する部署でもセキュリティはかなり意識して取り組んでいるので、これからも気を付けていきたいと思います。
自分が取り組んでいるローコード開発事業はこちらから↓
