まちんと【戦争と平和・絵本】/ 松谷みよ子さんの戦争と平和の絵本
■「推しぽん 絵ぽん」
推しの絵本の紹介です!
すなわち「推しぽん 絵ぽん」
「推しぽん 絵ぽん」については以下の記事で……!
「絵ぽん」の推し活始めます
今回は「まちんと」です。
松谷 みよ子:文 / 司修:絵
偕成社:出版社 / 1978年2月:発行
8月9日です。
戦争と平和の絵本の紹介なのですが……
広島のお話になります。
■私たちそれぞれの「まちんと」
「まちんと」とは……
「もう少し」のことです。
絵本「まちんと」は、広島に原子爆弾が落とされた日の話です。
3歳になる女の子が、倒れたままで苦しんでいます。
お母さんが、口にトマトを入れてあげます。
その後に女の子が言った言葉が……
「まちんと、まちんと」です。
お母さんは、トマトを探しに出かけます。
そして……
戻って来た時には、女の子は亡くなっていました。
「まちんと、まちんと」と言いながらです。
もう少しだけ、トマトが欲しかったのでしょう。
でも……
もう少しだけでもいいから
生きていたかったのだと思うのです。
その後、女の子は……白い鳥になります。
そして今でも……
「まちんと まちんと」
……と、なきながら飛び続けていると書かれています。
この……「なきながら」です……
偕成社によると
この絵本の対象年齢は「小学校低学年から」となっています。
ですから、その年齢に合わせた漢字が使用されています。
けれども……
この「なきながら」は、
どんな場合でも平仮名だったのではないでしょうか。
なぜならば……
鳴きながら
泣きながら
啼きながら
哭きながら
……いずれの意味も含んでいると思うからです。
【啼く】鳥や獣が声を出すこと、または、声をあげて激しく泣くこと
【哭く】声を大にして激しく泣き叫ぶこと
特に人の死などを深く悲しんで声をあげて泣くこと
女の子は……
「なきながら」私たちの体の中に
「まちんと」という言葉の種を埋め込みます。
その種が実を結ぶためには……
私たちそれぞれの「まちんと」が何かを見つけて
それぞれが動き出す必要があるのだと思うのです……!
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ここまで読んでいただきありがとうございます。書き続けていくためには、読んでいただくこと、反応をしていただくことが大きな力になっています。これからもよろしくお願いいたします。