いやいやパブロ【絵本】/ 「ぎゅっ」が必要な人
■「推しぽん 絵ぽん」
推しの絵本の紹介です!
すなわち「推しぽん 絵ぽん」
「推しぽん 絵ぽん」については以下の記事で……!
「絵ぽん」の推し活始めます
今回は「いやいやパブロ」です。
ナタリア・シャロシュヴィリ:作 / 増子 久美:訳 / 偕成社
2025年9月:発行 / 2024年(英国):原書発行
いつものようにネタバレ全開です。
そして、いつものように……
内容を知っていても絵本は楽しめることを
お伝えしておきます。
問題ありません。
ネコの「パブロ」のお話です。
ひと言も「ネコ」とは書いていませんが、
AIで調べたので間違いないです。
その前に……
絵を見れば、間違いないですけどね。
■「ぎゅっ」が必要な人
よくある物語です。
それなのに……
とても、とても、とても、いいのです。
大好きです!
「ママ」が、何を言っても、
「いや!」を言い続けている「パブロ」。
そんな「パブロ」の機嫌が直ったのは、
「ともだち」の「ミラ」が、
やさしく「ぎゅっ」としてくれたからでした。
「いや!」と「ぎゅっ」は、
セットだと思うくらいに、よく見かける流れです。
でも、よくあるからって、
感動がなくなることはないのです。
「ぎゅっ」は、ほんとうにいいです。
「ぎゅっ」は、なくてはならないものです。
「スキです!」
などといった言葉と同じです。
それに……
絵がいいのです。
やさしいのです。
そんなやさしさが、
この絵本全体を包み込んでいるように感じます。
それに……
「ママ」がいいのです。
やさしいのです。
どんなに「パブロ」が「いや!」を言い続けても、
会話を続けます。
いやな態度なんて1度だってしません。
そんな「ママ」のやさしさが、
「パブロ」を包み込んでいるように感じます。
やさしさに包まれたい……!
みんなそうですよね。
だから……「ぎゅっ」
やさしさに包まれている絵本だから……
感動が大きくなるのです。
そしてこの「やさしさ」は、
実際に絵本を手にしてみなければ、
分からないのです。
「ぎゅっ」をしてもらいたくなったら、
「いやいやパブロ」を眺めてみてくださいね。
ところで……
2つの見返しには、いずれもヒョウ柄のような
黄色地に不規則な黒い斑点の模様が描かれています。
なんだろう? と思って、
絵本を見直しました。
「いや!」を言い続けている「パブロ」は、
「ママ」に促されて、家の外に出かけるのですが、
その時に「パブロ」が着ている服の模様でした。
家の中で着ていたのは、暗い色の服です。
「パブロ」の気持ちを表しているに違いありません。
するとです……
「ママ」のやさしさに包まれている「パブロ」は、
「ママ」に促されて家の外に出た時点で、
暗い気持ちから
すでに少しだけ立ち直っていたのかもしれません。
……ということも考えられます。
外出していなければ、
「ともだち」の「ミラ」に会うこともなかったですしね。
それから……
もう一つ気になることがありました。
作者の「ナタリア・シャロシュヴィリ」さんは、
ウクライナの出身で、
現在は英国に住んでいると書かれています。
もしかしたら……
戦争が理由で、移住をしたのかなと思いました。
すると……
「ぎゅっ」
……の意味が、いろいろと変わってきます。
今、たくさんいます……
「ぎゅっ」
……をしてやらなければいけない人が……!
そんなことを思って、調べてみました。
「ナタリア・シャロシュヴィリ」さんが、
英国に住み始めたのは、
ロシアのウクライナ侵攻の前だったようです。
でも……原書の発行は2024年です。
私の考えは違っていたかもしれませんが、
今、「ぎゅっ」が必要な人がいるということは
間違っていないはずです。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。書き続けていくためには、読んでいただくこと、反応をしていただくことが大きな力になっています。これからもよろしくお願いいたします。