小豆島を攻略せよ!(小豆島一周(100km)ウルトラウォーキング事前対策)
はじめに
過去二回参加、完歩したこの小豆島一周ウルトラウォーキング。
今年も出場したいと思っています!
(現在足の治療中なので確定ではないのですが…)
昨年は二回目の参加となり、知ったるコースゆえにタイムや周囲ばかりを気にしてしまい、島を歩くことを素直に楽しめなかったために今回の参加を迷っていたのです。
しかし決め手になったのは「小豆島が好き」、この思いひとつです。
コース紹介 -スタートまで-
序
まず小豆島のコースのポイントを自分なりにまとめます。
良いところ、悪いところ両面挙げますので、興味をもった方はぜひ参加を検討してみてください。
初めて参加される方の参考にもなれば幸いです。
今回からライトな21kmのコースも新設されたようです。こちらは制限時間が6時間とのことで、のんびり景色を楽しみながら歩いても完歩できそうですね。
お友達と一緒にいかがですか?
コースの特徴
平坦な道が少ないタフなコース。とにかくアップダウンが多く、富士山一周125kmよりもきつく感じる人がいるのだとか。しかし島をほぼ一周することによる達成感は抜群。
なお私は富士山のほうが圧倒的に辛かった。基本海沿いかつ標高差があるコースのため、風が通りやすい箇所や夜間は強い冷えに注意。その一方で日中は瀬戸内海と島々の織り成す長閑な光景をいつまでも楽しめる。
昼スタートのため、夜間の時間帯がメインになる。特に小豆島の裏側、第2エイド以降は街灯が少なく本当に暗い。そもそも車通りが少なく、参加者数も知れているため、孤独感を一層感じやすい。
ただし波音や星空、静けさの中の一人歩きが好きな人は、その空気を独り占めできる。

当日移動も可
小豆島に前乗りが難しいという方も安心してください。
スタートが昼なので、場所によってはAM中の当日移動でも十分に参加可能です。実際に私が初参加の時は、金曜の仕事終わりに新幹線に飛び乗り岡山で前泊。当日朝にマリンライナーで高松、さらに土庄港を経由してスタートに余裕で間に合いました。
羽田からも間に合うのかな。朝一飛行機で高松空港に8~9時頃着ければ、リムジンバスで高松港まで行き、フェリーと島内バスを経由して間に合いそうな気がします。
ぜひ調べてみてくださいね。

スタート地点まで
次にスタート地点となるユースホステルまでの移動が意外と面倒なのです。
今年は瀬戸内国際芸術祭と被っていることもあっていつも以上の混雑が見込まれます。フェリーやバスなどは要注意です。
小豆島内の移動はオリーブバスがおすすめです。
スタート地点のオリーブバス「小豆島ユースホステル前」へ行くには坂手線、南回り福田線などに乗る必要があります。
私はそのバスに乗るためにいつも高松経由で土庄港に到着します。

そして土庄港フェリーターミナル前の「土庄港」バス停から乗れば各線始発になるので、時間前に待っていれば2~30分座ってユースホステル(小豆島ユースホステル前)まで行けます。
道中、池田港から乗ってこられる方もいらっしゃいますが、ウォーキング当日のバスはいつもパンパンなので途中から乗れる保証はありません。
島のバスは便数が限られているので、乗れないと焦ります。
なので土庄港から確実に乗られることを強くお勧めします。
(「平和の群像」前でもないのでご注意を。)
路線図や時刻表は小豆島オリーブバスさんのHPにてご確認を。
また瀬戸芸の会期中限定で就航している池田港からの臨時バスでもアクセスできそうです。こちらも使えるかもしれません。
コース紹介 -第1エイドまで-
コース概要
天候次第ですが、昼スタートなので気温は高いです。
半島崖際の道路を歩き続ける、山なりの大小アップダウンが続くコース。このコースをいかに省エネで耐えられるか。
海沿いで高さもあるため眺望は抜群。
カーブの続く見通しの悪い山道で狭い箇所も多いですが、日中はちょこちょこと車通りもあります。
参加者皆でぞろぞろと歩いているため、横から抜く際は注意が必要です。

ポイントその1
半島先端部、谷尻漁港付近から山に入っていきますが、ここと次の富士峠の登り坂は早くも序盤のピークと言ってもいいかもしれません。また登り切ってからしばらく、地蔵埼灯台付近の急勾配の降りも苦手な人にはつらいものがあります。

ポイントその2
地蔵崎灯台付近を一気に降り、まもなくやってくるもう一つ大きめの登り降りが富士峠です。
西向き斜面のため、この付近からの夕景はなかなか見ごたえがあります。

コース紹介 -第2エイドまで-
コース概要
小豆島町と土庄町の町中など、比較的平坦なところを歩いていきます。
前島(土渕海峡より西側の土庄地区)を時計回りにぐるっとまわります。
私のいつものペースだと、土庄町に入る頃には暗くなりオリーブテラス付近などはかなり暗さを感じるようになるので、余程早いペースで抜けない限りは点灯が必要になります。
鹿島明神社付近からはアップダウンも増えてくるので、ペース管理が必要です。
また千軒海岸から重ね岩の崖下にかけては強い向かい風になることも。

ポイントその1
前島西岸は豊島・小豊島に面しており、周囲の島の配置を見ても先述のとおり、南北に風が吹き抜けやすいポイントです。

ポイントその2
細かいですが、アップダウンが何ヶ所かあります。
個人的な所感ですが、時間帯の影響か第2エイド(もしくは第3エイド)までとそれ以降で結構コースの質が変わるので、後半苦労しないためにここも省エネでいきたいですね。
・鹿島明神社~千軒海岸(32km付近)
・オリーブの森~土庄港(37km付近)
コース紹介 -第3エイドまで-
コース概要
土庄の町中から小江や屋形崎など島北側に出ていきます。
私のペースだと深夜に向かっていく時間帯のため、冷えの強まりや暗さの深まりに注意です。
海沿いの細かなアップダウンが続き、屋形崎に近づくにつれて登り基調が強くなります。屋形崎まで出ると潮風を強く感じ、第三エイドまでまもなくです。

ポイントその1
比較的短距離のコースで暑さも落ち着いてくるため、このあたりから速度回復できるか。ただし第3エイド以降アップダウンが激しくなるため、この時点での体力次第では後半に向けて回復を狙うのもありかなと思います。
ポイントその2
日が暮れて間もないので余計にそう感じやすいのですが、暗い箇所が増えてきます。
ホテルグリーンプラザ付近(42km付近)から始まる暗さと坂道。
全体を通してみればアップダウンはほどほどですが、特に屋形崎に合流するところの登りは長く勾配がきついです。

コース紹介 -第4エイドまで-
コース概要
第4エイドまで24km程度、比較的長めの区間です。
寒さ対策とエネルギー補給をしましょう。
大きな登り降りも増えてきます。
暗さと眠気、また単独歩行になりやすいため、ペース維持が難しいです。そのうえタフなコースのため、最も差がつきやすい区間です。
差がつきすぎて、第4エイドでのんびり過ごしても後ろがまったく来ないなんてこともザラ。

ポイントその1
第3エイドを出ていきなり、大部港に向かう登り坂。
最初で飛ばすと福田港につく前にバテるので、徐々にエンジンかけるイメージがいいんじゃないでしょうか。
蓄積した疲れとの戦いでもあります。
私は前回この前半区間で一旦バテました。
ポイントその2
何度も訪れる大小の登り降り。前半である程度足をキープしておく理由はここにあります。ここをしっかり歩けるようにしておかないと、特に石切場以降から辛い思いをすることになります。

夜間無人の福田港(70km付近)はオアシス。
ポイントその3
小豆島はこの裏側が特に暗いです。
民家は一部の集落に限られ、国道と言っても夜は通る車もほとんどなく、街灯もないため生活の気配がしないです。油断するとペースがみるみる落ちます。

街灯や町灯りなんてありません。
コース紹介 -第5エイドまで-
コース概要
このコースで目を引くのは80キロ付近、橘峠付近の大きな登りです。
疲弊したタイミングでこの坂は厳しいものがあります。
しかし時間帯や天候にもよりますが、登りきった際の星空は格別です。
周囲に人工的な明かりはなく、澄んだ空気、明らかに天に近づいたような感覚。
星空を掴めそうな気すらしてきます。
今年の天気はどうでしょうか。

ポイントその1
全体終盤の長く大きな登り降り(80~84km)。
国道や橘峠との分岐にガイドがあるのでしっかりコースを見ていれば間違えはしないでしょう。
山道に入ると、あまり使われない道のためか側道は木の枝や枯れ葉で不安定なので足下にも注意です。
私の過去の経験的に、登りが得意であれば頂点まで勢いで抜けられなくはない長さや勾配かと思います。
富士山一周の十里木を味わってからこれをどう感じるか、若干楽しみです。

ポイントその2
降り終わってから大角鼻灯台付近まで(84~91km)。
月明かりも満足に届かない細い山道。
ヘッドライトのみが頼りです。
暗く狭いため景色が代わり映えせず(というか月明かりも届かないので何も見えない)、おそらく眠気との戦いになります。
過去には動物の気配、山からの物音で目が覚めることもありました。

コース紹介 -ゴールまで-
コース概要
山から降りて前区間を終えるとすぐに最終の第5エイド。
残り距離も短いため、おそらくホッとすることでしょう。
最後の区間は最短距離のコースです。
ゴールまでほぼ平坦、坂手と草壁の町中を抜けてゴールまで。
体力が残っていればスピード勝負もいいでしょう。
ウイニングロードとも言えるかもしれません。

ポイントその1
山道を終えて一息つくのもいいですが、残り距離も短いためあまり休まない方がベターだと思っています。
というのも経験上、終盤のエイドでしっかり休んでしまうと、疲労のために後ろの区間で筋肉が固まって動かなくなります。
楽に歩けるはずのこの区間でスピードが上がらないのはもどかしく、つらいです。
もしのんびり歩くならば、マルキンの工場やコンビニもあるのでしっかり楽しめると思います。
自分語り
私の次回参加のテーマ
・経験を活かした上述のペース管理
・長くなりがちなエイドの休憩時間も計画的に管理する
・暗さの中で雰囲気の伝わる写真を撮る
・峠の最高地点で星空の写真を撮る
・辛い、眠い、焦りなど不要な感情を減らして(流して)、ウォーキングを楽しむ
「楽しむ」ということ
私はなんでも真面目にやりすぎる性格と自覚してはいたのですが、先日とある方に言われて印象に残ったことがあります。
「「楽しむ」と「本気でやる」は共存するのでは?」
「本気でやる中にも遊びを混ぜてやるといいよ。」
ただ本気でやるだけであれば、ストイックな選択肢を選ぶことになるでしょう。
私にとって「楽しむ」は、没頭的に自分の気持ちや感性を開放すること。
また「遊び」とはそういう楽しむ気持ちや興味が原動力で、必ずしも生産的ではない行為や余地を言うのだと思いました。
また遊びを取り入れることの効果は
・取り組みの中に創造性と柔軟性が加わる
・精神的なゆとりが生まれることでポテンシャルが発揮しやすくなる
・楽しい感覚、トライアンドエラーのサイクルが生まれて飽きにくい
両方を組み合わせることで、より質の高い結果につながり、その過程も豊かになるのかもしれません。
つまりこのウォーキングでいえば、こういった(ブログベースでの)自分が好きなコース分析や自己分析、それを反映した準備や実際のウォーキングの中での取り組み、ウォーキング後の振り返りも遊びでしょう。
この試行錯誤のプロセスが既に遊びと言えるのかもしれません。
おまけ:ウルトラウォーキングでは味わえない小豆島のおすすめスポット
エンジェルロード
潮の満ち引きによって現れたり水没したりするトンボロ。
約束の丘展望台からはエンジェルロードを上から見ることもできます。水没時間に当たらないよう、事前に調べてから向かうようにしましょう。

迷路のまち、西光寺
迷路のまちとは、かつて瀬戸内海を支配した水軍の侵略を防ぐ目的で意図的に迷路のように作られた町です。通路は狭く曲がりくねっており、何度か行けば景色を覚えてわかるようになりますが、初めてで思い通りに歩くことはまず難しいでしょう。

オリーブビーチ、オリーブ公園
国道から坂を登ると道の駅オリーブ公園、坂を降りればオリーブビーチ。
アイキャッチ画像の風車の丘はオリーブ公園内にあります。
オリーブ公園はそれ以外にも写真映えするポイントがあったり、小豆島産オリーブオイルをはじめオリーブ関係のお土産も揃っているので、初めてならば外せない場所です。

瀬戸内海特有の穏やかな水面。
中山の棚田
写真のスポットは「湯舟の湧水と千枚田」という名称で景勝地登録されています。
車がなければ他のスポットとは少し組み合わせづらい場所にあります。私は「春日神社前」バス停で下車、棚田の隙間の通路を歩いて登っていきました。

ちなみに同バス停近くの「こまめ食堂」さんは棚田のおにぎりや小豆島名産のそうめん、オリーブ牛のバーガーなどを楽しめる超おすすめの食堂です。私は当時一人だったこともあり運良く隙間に入れてもらえましたが、事前予約必須の人気店です。

このお醤油、鶴醤も小豆島の美味しいお醤油です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
もし無事に出場できたらまたレポートを書きたいと思います。
それでは。
よーく
