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自信のなかった私が学級副委員長に立候補した理由


手を挙げた瞬間、胸の中のざわめき

中学に入学した頃、心の中にあったのは不安と期待が入り混じったような気持ちだった。
陰湿ないじめが止まったことで、少しだけ自由が与えられたような気がしていた。
だけど、『存在感薄めの変わり者』というレッテルはついて回っていた。
周囲の目が気になって仕方がなかった。
学級委員に立候補することなんて、正直言って怖かった。
でも、ふと気づいた時には、手が勝手に挙がっていた。
あれは、何かを試してみたかったのか?
それとも『私でもできる』という思いからなのか?
いまだに理由が分からない。
きっと手を挙げる人は他に居る、その中の一人になるだけで十分だったはず。
ただ、何かを変えたかったことだけは何となく記憶にある。
手を挙げた瞬間、不安が急激に押し寄せてきた。
『何か言われるだろうな』という恐れが、心を占めていった。

手を挙げた瞬間、周囲の目が急に私を捉えた

手を挙げた瞬間、周囲の目が急に私を捉えた。
立候補という目立つ動きをしておきながら「こっち見んな」心の中で呟く…何たる矛盾。
私の背後ざわめきが気になる。
「え…?あの人が?」
「大丈夫やと?」
「何があった?」
「嘘やろ」
などなど小声で言ってるであろう言葉が、拡声器で言われているような気がした。
言われるのは当然だ。
過去の私を知る人は数名居たんだから。

心臓がドキドキして、体が固まった。
でも、手を下すことはできなかった。
挙げた手をそのままにしておいた。
まるで、もう後戻りできないかのように。
後悔と不安が私を包み込んだ。
『どうしてこんなことをしてしまったんだろう』と自問しながら、
それでも一度挙げた手は、なぜか下すことができなかった。
なぜ?
計算外だった…他に居なかった。立候補する人が私以外一人も居なかったからだ。

少しの勇気が見せてくれた未来

振り返ってみると、あの日の私は少しだけ強かったんだと思う。
最初は恐怖と不安に押し潰されそうだったけれど、
手を挙げた瞬間、心のどこかで一歩踏み出す勇気が湧いてきた。
それでも、あの時の私が心の中で感じていた迷いを否定するつもりはない。
手を挙げたことで、自分を試す勇気が芽生えたのだと思う。
無理だと思っていたことを試すことで、
初めて『変われるかもしれない』という希望を持つことができた。
この時のことがあったから、怖がって何もしない自分から興味が沸いたら何でもやってみる自分になれた。
新たに見つけた自分の一部を感じたんだろう。

不安を抱えながらも一歩踏み出す勇気

あの日の自分を振り返るとき、その不安と恐怖を否定したくはない。
むしろ、その中で少しでも前に進む勇気を持った自分を大切に思う。
『怖い』という気持ちは、実は私を強くしてくれるものだったのだろう。

これを読んでる誰かも、自分の不安に向き合いながら一歩踏み出してみることで、見たことのない世界が広がっていることに気づくはずだ。
不安に立ち向かうその先には、あなたを待っている新しい自分がいる。

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