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生まれた時刻を、あなたは知っていますか #はじめてのnote

占いのページを開くと、たいてい生年月日を入れる欄があります。年を選んで、月を選んで、日を選ぶ。それで結果が出ます。

けれど、生まれた時刻を聞かれることは、ほとんどありません。深夜に生まれた人も、昼過ぎに生まれた人も、同じ日ならば同じ答えを受け取っています。

これは占いの手抜きなのか、それとも何か理由があるのか。占いのページを作っている側から、正直なところを書いてみます。

生年月日だけで出せるもの、出せないもの

生年月日だけで見られるものは、思ったより多いです。一般的な12星座占いで使う太陽星座、数秘術の数、干支。このあたりは、生年月日だけで結果を出せます。

一方で、時刻によって答えが変わるものもあります。よく知られているのは月の星座です。月は空を進むのが速く、ひとつの星座にいるのは約二日半。月が星座を移る日にあたると、同じ日に生まれても、朝と夜で答えが分かれることがあります。

四柱推命で時刻を表す柱を立てるときにも、出生時刻を使います。ホロスコープで東の地平線に何が昇っていたかを見るには、生まれた土地も必要です。

つまり占いの世界には、日付だけで足りる占いと、足りない占いがあります。無料で気軽に開けるものの多くが前者なのは、偶然ではありません。

聞かないのは、手抜きではありません

入力欄をひとつ増やすと、そこで手が止まる人がいます。作る側の事情として、それはあります。

けれど本当の理由は、もっと単純なところにあると思っています。多くの人が、自分の生まれた時刻を知らないのです。

出生時刻は、母子健康手帳や出生証明書で確認できることがあります。ただ、戸籍に載るのは年月日までで、時分は残りません。手帳が手元にない人、聞ける相手がもういない人にとって、その数字は取り戻しにくいものになります。

だから「時刻がわからない方は12時と入れてください」と書いてあるページを、ときどき見かけます。これは入力を進めるための便宜的な方法で、正確な出生時刻を補うものではありません。12時の結果は、12時に生まれた場合の結果です。

時刻の欄を作るとき、迷ったこと

宵月占いに月の星座を出す道具を置いたとき、この欄をどうするかで何日か迷いました。

必須にすれば、知らない人が入れなくなります。省けば、境目の日は答えを一つに絞れません。どちらも避けたくて、時刻は任意にしました。そのうえで、星座の変わり目にあたる日だけ、何時ごろに移ったかを示し、両方の答えを出します。

わからないことを、わかったふりで埋めない。占いの言葉としては歯切れが悪くても、不確かな答えを一つに絞るよりは誠実だと考えました。

作っていて気づいたのは、読み取りを細かくしようとすると、必要な入力欄も増えていくことです。聞くことが増えるほど、答えは「あなただけのもの」に近づいていきます。

細かくわかることが、いいこととはかぎらない

これは道具を作りながら、ずっと引っかかっていることです。

生まれた瞬間の空を分単位まで特定すると、読み取りはとても具体的になります。具体的な説明は、逃げ場が少ないものです。「そういう日もある」と言いにくくなり、「そういう人なのだ」に近づいていきます。

夜に占いを開く人は、何かを確かめにくるというより、少し置きにきていることもあると思います。そういう時間に、細部まで言い切られた自分を渡されても、たぶん重たいだけです。

だから宵月占いは、日付までしか聞かないものを多くしています。読み取りをもっと細かくすることもできます。それでも、輪郭がすこしぼやけたままのほうが、夜には収まりがいい気がしています。

自分の生まれた時刻を知らないままでも、困りません。知っている人はそれを使えばいいし、知らない人は、日付から読める範囲だけでも十分です。

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宵月占いをひらく——今夜のぶんを、ひとつだけ

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今日はここまで。おやすみなさい。

#宵月占い #占い #星座 #月星座 #夜

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