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セルフモニタリングで毎日のトラブルをスッキリ解決!

セルフモニタリングの重要性:

◆より良い人間関係と社会のために
 「セルフモニタリング」※1とは、認知行動療法で用いられる技法であり、自分の行動、思考、感情を客観的に観察し記録することで、自己理解を深め、改善につなげることを指します。日常生活では、ビデオやICレコーダーを使って自分の行動を記録したり日記やメモで自分の思考や感情を整理したりすることで、簡単なセルフモニタリングを実践できますね。実は、日ごろからこのようなことに取り組んでおくと、いざというときに冷静に対処できるようになります。以下、その具体例をみていきたいと思います。

具体例:日常に潜むトラブルを回避する

◆ぶつかりオジサンに遭遇した:
 人混みでぶつかる行為は、互いに不快な思いをするだけでなく、怪我や事故につながる可能性もありますので、絶対にやめてほしいものです。
 こうしたことを避けるため、セルフモニタリングを行うことで、例えば、自分がスマホに気を取られて周囲への注意が散漫になっていたことに気づくかもしれませんし、友達とのおしゃべりに夢中になって通行人の妨げになっていることに気づくかもしれません。このように、自分の行動を客観的に見直すことで、ぶつかってくるオジサンを単に非難するだけでなく、自らもトラブル回避の意識を持つことができますね。これは「煽り運転」にも通ずること。

◆パワハラを目撃した:
 パワハラは深刻な人権侵害であり、被害者の心身に深い傷を残します。こうしたとき、第三者(周囲の関係者)がセルフモニタリングを行うことで、パワハラの兆候にいち早く気づき、適切な対応を取ることができます※2。例えば、「〇〇さん、それは少し言い過ぎですよ」「△△さん、(あんなこと言われて)大丈夫?」などの声掛けができるようになるので、加害者の行動変容(気づき)を促したり、被害者の心の救済も可能です。

◆電車内トラブルに遭遇した:
 混雑した電車内では、些細なことで口論に発展することがあります。感情に任せて口論しても何も解決できません。セルフモニタリングを行っていると、感情的になっていることに気づき、冷静に話し合うこともできます。「私も悪かった」「言い過ぎたかもしれない」と、お互いにひと言でも言えれば、その後の展開も変わってくるはずです。そのひと言は、日頃からセルフモニタリングをすることで、いざというときに発することができるようになることでしょう。

セルフモニタリングを日常生活に活かす

◆寛容な心を持つことができる:
 セルフモニタリングは、自分の短所だけでなく、長所にも気づかせてくれます。自己理解が深まることで、他者への寛容さも生まれ、より良い人間関係を築くことができます。
◆多様な視点を持つことができる:
 セルフモニタリングは、自分の視点だけでなく、他者の視点や全体の視点を持つことを促します。多様な視点を持つことで、偏見や思い込みに気づき、より柔軟な思考ができるようになり、しかも謙虚になれます。
◆緊急時は安全確保を優先する意識を持てる:
 すでに感情が高ぶっている場合は、それ以上無理に介入せず、まずは安全な場所に避難することも重要です(状況次第では、第三者機関等への相談も大切)。まずはその場を離れる判断が迅速にできるようになります。

最後に

 セルフモニタリングは、より良い人間関係と社会を築くための有効な手段です。日常生活の中で意識的に実践することで、自己理解を深め、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

                             以上
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参考
※1 セルフモニタリングとは、自分の行動や考え方、気分を観察し、記録する技法です。これにより、自分の行動パターンや感情の変化を客観的に理解し、改善することができます。簡単に言えば、自分自身を振り返り、より良い自分になるための方法のひとつです。
※2 厚労省HP「動画で学ぶハラスメント」(周囲の人がハラスメントに気づいて止めよう)『周囲の人がハラスメントに気づいて止める「見て見ぬふり」やめて行動を!』(https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/movie/10-1)より、周囲の人間の関わりが大切であることがわかります。ちょっとした周囲のひと言が、重大な危機を避ける決め手にもなります。一番悪いのは無関心を装うことです。

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