見出し画像

裏ノート|No.1菜花と昆布の実験帖

のり帖のはじまりになった一枚は、
菜花と昆布からできています。

ここには、その裏で重ねた台所の実験のことを、少し残しておこうと思います。



【使った素材】
• 菜花
 やわらかくゆでて、水気をしっかり絞って使用(ゆでた後で約30g)。
• 昆布
 乾燥タイプのカット昆布(約3g)
 水戻しして使用。
• 塩
 ひとつまみ。旨みを引き出す程度に。
• 水分(補助)
 ペーストにならなかったときのため、菜花の茹で汁を捨てないで残しておく。



【作りながら考えたこと】
• 菜花がペーストにならない。
 → 水分が足りなかったので、ゆで汁を少し加えて調整。
 → 「水ではなく、菜花の味が残る茹で汁にしてよかった」と思った。おいしくなる。
• 昆布が細かく刻めない。
 → 乾燥のままでは固くて、細かく刻めなかった。
 → 水に戻してから刻むことで、なめらかになった。
• 中央が乾きにくかった。
 → 焼き時間を追加(+10分)して対応。
 → のばす厚みをもっと均一にしたほうがよさそう。
• 繊維が残る仕上がりについて
 → もっとなめらかにすべきか悩んだが、
 “少し繊維が残る”感じが菜花らしいと思い、そのままにした。



【レシピの覚え書き】
1.  菜花は塩少々を加えて茹で、水気をよく絞る。
2.  菜花と水戻しして刻んだ昆布を、すり鉢やミキサーですりつぶす。
3.  水分が足りない場合は、菜花の茹で汁を少しずつ加えて調整する。
4.  クッキングシートの上に、1mmほどの薄さでのばす。
5.  120℃で約40〜50分、乾くまで焼く(中心部は様子を見て追加加熱する)。



【観察メモ】
• 菜花はすりつぶしても繊維がやや残る。
• 昆布は水に戻してからのほうが細かくなりやすい。
• 焼くと深緑〜こげ茶の焼き色に変化。
• 中央が乾きづらく、焼き時間はやや長め。(50分程度)



【味と仕上がり】
• 香り:菜花の青みと昆布の旨み、ほのかな塩気が合わさったやさしい香り。
• 食感:厚みが出やすく、かために仕上がったが、ごはんに巻くとちょうどよい。
• 使い方のアイデア:
 → お茶漬けにちぎって浮かべると、だしと合わさってとてもおいしかった。
 → ポテトサラダに混ぜても◎。菜花の青さがじゃがいもの甘みにすっと溶けた。



【次に試したいこと】
• ごまや味噌を加えた別バージョン
• 刻んだ菜花で食感を残す仕上げ
• 焼きムラを防ぐため、のばし方の研究



【台所に残ったこと】
焼く前と焼いたあとで、
色も香りもすこしずつ変わって、
それでも、菜花らしさはちゃんと残っていた。

春のにおいが、台所のなかでゆっくり広がっていった。



この一枚が、のり帖のはじまりでした。
次の野菜も、台所の静かな問いから選んでいこうと思います。



#裏ノート
#台所の記録
#暮らしの実験
#野菜のり
#手しごと
#保存食
#季節の台所
#野菜の記録
#レシピ
#野菜の研究所

いいなと思ったら応援しよう!