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挫折は、ビビビの前兆かもしれない

37歳でアーティストを目指していると言うと、多くの人は無謀だと思うかもしれない。

実際、僕自身も何度も挫折を味わってきた。

デザインの仕事をしても、自分のやりたい表現とのズレを感じる。
作品を発表しても思うような反応が返ってこない。
生活やお金の不安だってある。

それでもなぜ続けるのか。

それは、僕の中にある「ビビビ」が消えないからだ。

世の中では挫折を悪いものとして扱うことが多い。

でも僕は少し違うと思っている。

挫折とは、「本当にやりたいこと」に向かって進んでいる証拠だ。

挑戦していなければ失敗もしない。
本気で何かを掴もうとしているからこそ、うまくいかない現実にぶつかる。

あの村上隆さんでさえ、36,7歳の頃はコンビニの廃棄弁当をもらって生活していたという話がある。

今の姿だけを見れば成功者だが、その裏には誰にも見えない時間がある。

だから僕は、挫折した時こそ少しだけ期待する。

「ああ、また何かが始まるのかもしれない」

そう思う。

失敗した数だけ、自分の輪郭が見えてくる。

周りの正解から離れ、自分だけの感覚が磨かれていく。

僕は目標達成のために生きているわけではない。

自分の中のビビビを現実にするために生きている。

だから挫折も失敗も、できれば全部持っていきたい。

それらは敵ではなく、未来の作品の材料なのだから。

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