【美術展レポ】ゴッホ展と上野動物園、芸術と動物に癒やされた休日。
先週、家族4人で東京都美術館へ。
開催されていた 「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」 を観に行ってきました。

イチョウがキレイに色づいていた
週末ということもあり、会場は人人人。
小学生と高校生は無料で、大人2名の事前予約だけで向かったのですが、それでも受付は長蛇の列。人気の高さをあらためて感じました。
次女は、今回もお絵描きボード「とびらボード」を借りて、お絵かきしながら鑑賞しました。

美術展概要
【展覧会名】ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
【会期】2025年9月12日(金)〜 12月21日(日)
※土日、祝日および12月16日(火)以降は日時指定予約制
【会場】東京都美術館
【開室時間】9:30-17:30、 金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)
※12月2日(火)~5日(金)、9日(火)~12日(金)は、9:00開室
【休室日】月曜日
【主催】東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 NHK、 NHKプロモーション、 東京新聞
ゴッホ作品の少なさから見えてきた展示のテーマ
会場に入ると、序盤はゴッホ兄弟が集めたコレクションが中心。
浮世絵の展示もあり、ゴッホが日本文化から受けた影響が伝わってきました。
「ゴッホ展のわりに作品が少ない?」と思いながら進んでいくと、
今回の展示の主題が 「家族がどのように作品を守り、広めてきたか」にあるとわかり、すとんと納得。
わずか10年の画家人生が生んだ膨大な作品
ゴッホが画家として活動したのは、27〜37歳のわずか10年間。
その間に生み出したのは、
絵画200点以上
素描・版画500点以上
売れなかったとしても描き続けた情熱や、
創作に向き合うすさまじい集中力が、作品とともにこちらに伝わってきます。
ゴッホの想いを未来へ運んだ家族
今回とても心に残ったのが、弟テオと、テオの妻ヨーの存在です。
ヨーは義兄の作品を世に出すために、
展覧会への貸し出し、販売、膨大な手紙の整理・出版など、
人生そのものをゴッホの評価向上に捧げていた女性。
さらに息子フィンセント・ウィレムは、
コレクションを散逸させないように財団を設立し、美術館の開館にも尽力しました。
ポスターにもなった自画像に立ち止まる
ポスターにも使われていた自画像。
実物の色合いは、ポスターよりもはるかに優しくやわらかい。

赤茶色のひげ、髪、青い服の色味が微妙に混じり合い、
グラデーションの美しさに思わず息をのみました。
表情はどこかさみしげで、
「画家としての人生をどう感じていたのだろう」と、そっと問いかけてくるようでした。
実物の前でしか得られない「距離感」
筆跡の凹凸、キャンバスの質感、光の跳ね返り。
実物を前にして感じるものは、写真や図録では伝わりません。
「ゴッホがこのキャンバスの前に立って描いていた」という事実が、
作品との距離を一気に縮めてくれるようでした。
こうして、感想をあらためて書いていると、
人が少ないときにもう一度、ゆっくり観たいな と思ってしまいます。
最後はイマーシブシアターでゴッホの世界に没入
巨大スクリーンに映し出される映像と音に包まれながら、
ゴッホの色彩の世界にすっと溶け込むような、心地よい体験でした。


小学生の次女は、スクリーンの前で座りながら眺めていました。
こういった演出は最近多いなと感じます。テクノロジーと美術の融合。本物は一つしかないけれど、こういった見せ方も新しいですね。
おまけ♡上野動物園にも行ったよ
美術館を出て、今回は隣の上野動物園へ。
ここからは完全におまけの散策記録です。
ゴリラの後ろ姿に漂う哀愁
まず向かったのはゴリラエリア。
後ろ姿がなんともいえない哀愁で、しばらく見入ってしまいました。
ゴリラは人間に近いせいか、
座り方やぼーっとしている姿、食べている姿など、行動を見ているだけで飽きません。


なんとも言えないな。大きな背中でこの座り方。いいねえ。
かぼちゃをむしゃむしゃ食べていた
本物のクマの巨大さに、ニュースが急に現実味を帯びた
続いてクマ。
ケージ越しでも圧倒的な存在感で、とにかく大きい。
最近、冬眠できず街に出没するクマのニュースが続いていますが、
実物を前にすると「あれに遭遇したら終わりだ…」と本気で実感。
「森のくまさん」の軽やかな世界とは、まったく違う現実がそこにありました。
お目当てのハシビロコウは室内に
最後に、お目当てのハシビロコウ。
寒さのせいか室内にいて、ドアの隙間からそっとのぞき込んでみることに。

今日は小屋の中にいました
そのとき、動物園の常連だというおじさまに話しかけられ、
「ハシビロコウはね、じっとしてないんだよ。ほら、こんなポーズもするんだよ」
と、写真を次々と見せてくれました。

羽を広げているハシビロコウ
ときどき、こういう「常連さん」っていますよね。
おじさまのプレゼンがとまらないので、ありがたく写真を頂戴し、「ではでは〜」と軽く会釈して退散。
上野動物園の名物パンダさんは、待ち時間が長かったので今回は見送り。
動物園はおまけのはずが、けっこう濃い体験に
美術展の帰りにふらっと寄っただけなのに、
動物たちの表情や仕草が生き生きしていて、
結果的にとても濃密な「上野時間」になりました。
芸術と動物と、家族との時間。
美術館も動物園も人が多かったけれども、
なんだか心の余白が満たされる休日でした。
