見出し画像

職場でトラックボールを1年間使ってみて感じたこと

メリットだけじゃない、リアルな話を全部書く

トラックボールマウスを自宅で使い始めて調子がよかったので、思い切って職場にも持ち込んでみた。最初は周りの同僚に「それ使いやすいの?」と何度か聞かれたが、今では完全に自分の定位置になっている。

1年使ってみて感じたこと——よかったこと、正直しんどかったこと、「これは職場ならではだな」と気づいたこと——を全部書く。



職場でトラックボールを使うべき理由、まず結論から

先に言うと、トラックボールは職場との相性がいい。理由は単純で、オフィスのデスクは狭いからだ。隣に書類が積まれていても、電話が置いてあっても、マウスを動かすスペースは関係ない。ボールをコロコロするだけでいい。

自宅で使い始めたときも便利だと思っていたが、職場に持ち込んでから「あ、これ本来こういう場所のためにあるデバイスかもしれない」と感じるようになった。


職場でトラックボールを使ってよかったこと

手首の疲れが劇的に減った

一番大きな変化はここだ。通常のマウスは手首ごと動かして操作するが、トラックボールは親指でボールを転がすだけ。手首はほとんど動かない。

以前は夕方になると手首がじんわり痛くなっていた。それが今はほぼない。肩こりも連動して減った気がする。デスクワーク8時間、マウス操作の累積ダメージが思っていたよりずっと大きかったんだと実感している。

手首の疲れ軽減

9.5

省スペース性

9.0

集中力の維持

8.0

持ち運びやすさ

3.0

同僚への布教成功率

1.0


朝礼中、立ちながら操作できる(笑)

これは想定外の使い方だったが、「マウス本体を動かさなくていい」という特性がこういう場面でも活きてくる。トラックボールはデスクに固定して使うものだと思い込んでいたが、意外と応用が効く。

朝礼で立ちながら話を聞きつつ、画面を確認したいタイミングがある。通常のマウスだとデスクに手を伸ばすのが不自然になるが、トラックボールはマウス本体を持ち上げて片手で持ちながら操作できる。立ったままでも普通に使えてしまう。しれっと仕事してる感が出てしまって、自分でも笑えた。

狭いスペースでトラックボール操作できる安心感

オフィスのデスクはとにかく物が多い。書類、ペン立て、電話、メモ帳……。通常のマウスだと「スペースを確保してから作業する」という無駄な動作が発生していた。トラックボールに変えてからはそれがなくなった。マウスパッドも不要で、置いた場所からまったく動かない。地味だが積み重なると大きなストレス軽減になる。


MX Master 3 と MX ERGO S を職場で使い比べた結果

職場ではしばらく MX ERGO S を使っていたが、あるとき MX Master 3(通常のマウス)と使い比べる機会があった。そこで気づいたのが、スクロール操作の差だ。

MX Master 3 の無限スクロールは本当に神機能だった

MX Master 3 には「MagSpeed電磁気スクロール」という機能がある。ホイールを勢いよく回すとフリースピンモードに切り替わり、慣性で超高速スクロールできる。縦に長いExcelシートや、長大なPDFを一気にスクロールするときの快適さが段違いだ。

MX ERGO S にも横スクロール(チルトホイール)はついているし、縦スクロールも普通に使える。ただ、MX Master 3 の無限スクロールの滑らかさと速さは別格で、これはトラックボールユーザーになってから逆説的に気づいた発見だった。

MX ERGO S を使いながら「MX Master 3 の無限スクロールが恋しい」と感じたことは正直あった。トラックボールはカーソル操作の疲れを減らしてくれるが、スクロール体験についてはマウスタイプのほうが上の場面もある。どちらを優先するかは用途次第。

横スクロールは MX ERGO S でも使えるが……

MX ERGO S のチルトホイールで横スクロールはできる。Excelのシートを横にスクロールするとき、列が多い表を確認するときに便利だ。ただし操作感は MX Master 3 のサムホイールのほうが直感的で使いやすい印象がある。あくまで「できる」と「気持ちよく使える」は別の話だ。

ロジクール MX ERGO S

チルト機構で手首の角度を調整可能。横スクロール対応。Bluetooth 2台同時切替。充電式で電池交換不要。トラックボール入門〜上位モデルとして。


ロジクール MX Master 4

MagSpeed 無限スクロールが最大の特徴。サムホイールで横スクロールも快適。Excel ヘビーユーザーや長尺ドキュメントを扱う人に特におすすめ。



Excelでトラックボールを使うときの正直な話

右下の「黒い十字」ドラッグが最初は地獄

Excelを使う人ならわかると思うが、セルの右下に出る小さな黒い十字(フィルハンドル)をドラッグして数式や連番をコピーする操作がある。あれがトラックボールだと最初は本当に難しい。

親指でボールをコントロールしながら、クリックしたまま正確にドラッグする——これが慣れるまでは何度やっても失敗した。「ちょっとトラックボール向いてないかも?」と思った瞬間の筆頭がこれだ。笑えない笑い話だけど、1ヶ月くらいで体が覚えてくれた。今は普通にできる。

フィルハンドルのドラッグ操作は慣れるまでの最大の関門。焦らず、感度設定を少し下げて練習すると早く慣れる。どうしても無理なら Ctrl+D(下方向コピー)などのショートカットを使う手もある。

Excelをよく使うなら横ホイール付きモデルを選ぶべき

列が多いExcelを横にスクロールする機会が多いなら、横スクロールに対応したモデルを選んだほうがいい。通常のマウスホイールだけだと、横スクロールのたびに Shift+ホイール か、横スクロールバーをクリックする必要があって地味にストレスになる。

MX ERGO S はチルトホイールで横スクロール対応。エレコム HUGE PLUS はサムホイールが別に付いていてより快適。

エレコム HUGE PLUS



職場でトラックボールを使ってしんどかったこと

同僚に全然共感されない問題

「これ使ってみて」と同僚に渡すと、大体こうなる。

少し触る → 「うーん、難しいな」 → そっと戻される。

これが1年間でほぼ全員のパターンだった。「手首が楽になるよ」と説明しても、慣れるまでの1〜2週間を乗り越えるモチベーションがなければ意味がない。トラックボールの最大の壁は「慣れ」であり、その慣れを職場の同僚に体験させるのはほぼ不可能だった。

孤独な戦いである。でもそれでいい。自分が快適なら十分だ。

マウスが大きくて持ち運びが面倒

MX ERGO S はとにかくデカい。会議室に持っていくとか、別のデスクで作業するときに「ちょっと持って行こう」という気が起きない。通常の薄型マウスと比べると存在感が段違いだ。

職場に置きっぱなしにする前提ならまったく問題ないが、持ち運びを想定しているならエントリーモデルの M575S のほうが現実的だ。それでも通常マウスよりは大きいが、まだ許容範囲に収まる。

「職場に据え置き+外出先や会議室用に小型マウスを1個別に持つ」という2台体制が現実解。



職場でトラックボールを1年使って出た結論


「職場でトラックボール」はアリだ。むしろ、自宅よりも職場のほうが恩恵を感じる場面が多かった。スペースの制約、長時間の連続作業、そういった環境がトラックボールの強みを最大化してくれる。

ただし、前提条件がある。Excelのドラッグ操作に慣れること、同僚に共感されない孤独に耐えること(笑)、持ち運びを諦めること——この3つを受け入れられるなら、手首の疲れから解放される日々が待っている。

職場トラックボール 1年間まとめ

  • 手首の疲れが減り、夕方の痛みがほぼなくなった

  • 朝礼中に立ったまま操作できる謎の便利さがある

  • 狭いデスクでも場所を取らないのが地味に最高

  • Excelのフィルハンドルドラッグは慣れるまで約1ヶ月

  • Excelヘビーユーザーは横スクロール対応モデルを選ぶべき

  • MX Master 3 の無限スクロールは使ってみて初めて神だとわかった

  • 持ち運びは諦める。職場据え置き専用と割り切るのが吉

  • 同僚への布教はほぼ無理。でも自分が快適ならそれでいい

1年後の自分から、導入を迷っていたころの自分に一言送るとしたら
——「さっさと買え」だ。


#トラックボール   #トラックボールマウス   #ロジクール   #仕事効率化   #デスクワーク   #Excel   #腱鞘炎   #買ってよかったもの

いいなと思ったら応援しよう!

よっちん@パパ日記・副業ブロガー チップをくださった皆さま、本当にありがとうございます。 ベビー👶のために大切に使わせていただきます。購入レポートは日記でご報告します🫶

この記事が参加している募集