見出し画像

自分の立て直し方を覚えておく

薬箱にあると安心の「あれ」のような

(2025年3月雑記+読書メモ)

3月もあっという間でしたね。気温の変化やイベントの数々で、体調や気持ちの上下も大きかったのではないでしょうか。
そうはいっても、波にかかわらず続いていく日々。特に落ち込んでいるときは、体も動かないし、何も考えられないし…という状態ですが、仕切り直して元気に次の日を迎えたいですよね。
多くの方が、ご自身に合った常備薬をお持ちかと思います。薬箱にあると安心の「あれ」とでもいうのでしょうか。自分の立て直し方=元気にする方法をリストアップしておくと、普段はお守りになり、いざというときにも慌てずに済むなと感じました。

わたしのは概ね以下のとおりです。重症度にもよりますが、ひとつでもやっておくと、翌日の調子に差が出ることが経験でわかりました。
・さっさと寝る
・湯船にゆっくり浸かる
・体を動かす(ストレッチや散歩)
・気持ちを書き出す
・掃除(特に拭き掃除は効果絶大)
・好きなひと、もの、場所の力を借りる

みなさまの特効薬はなんでしょうか。おすすめの方法がありましたら、ぜひお聞かせくださいね。

3月も、ふりかえると多くの方々や場所のお世話になっていました。

1 いつものこと:文芸同人誌関連

所属している文芸同人誌用に原稿をまとめたり、note用に掌編の下書きをしたりしながら過ごしました。のんびりと自然体で作品づくりを楽しんでいきたいです。
また今月は、仲良くしてくださる文芸同人誌さんの内輪の合評会にまぜていただき、大きな学びが得られました。好きな作家さんの初稿を読めるのもうれしかったです!信頼しあえるメンバーとの活発な意見交換が、魅力あるものづくりにつながっているのですね。わたし自身も、ひとや世界に開かれた態度でいたいとあらためて感じました。

2 やってみたこと:予定のない休みをとる

月に1回、予定のない休みを入れてみることにしました。その日をどう過ごそうかな?と考えるところからうきうき。ひそかに充電場所と決めている美術館がいくつかあり、京都祇園の何必館・京都現代美術館で催されていたロベール・ドアノー展(写真展)へ。チャーミングなまばたきでとらえられたようなパリのひとこまひとこまが、ふわっと心をくすぐってくれました。その後のぶらぶら歩きでは、和菓子の老舗「亀屋良長」で現代の空気をとりいれたお菓子を選んだり、地元で長く愛されている洋食屋さんでランチに舌鼓をうったり、いい香りにひかれて初めてのベーグル屋さんであれこれ買い込んだりと、よい時間を過ごすことができました。
心のままに遊ぶのは、めぐりめぐっていろんな状況(家や職場も)までよくしてくれるようです。ふしぎ。

3 やめてみたこと:図書館の本の借り過ぎ(冊数・期間)

「あれもこれも」と図書館でついつい本を借り過ぎて、結局読み切れない。それでも最後まで読まねばと思い詰めたり、ぎりぎりまで延長して粘ったり。食材の買い出しや人づきあいなどとの共通点が思われ、ちょっとどきっとしました。そこでいったん借り過ぎ(冊数・期間)をやめてみることに。ほんとうに必要なときには必要な本(の必要な部分)と出会えるはず!そう信じて。返してしまった本との再会もきっと…。
本の虫のみなさまはどうされているのでしょうか。うかがってみたいです。

4 印象に残った本(3選)

「いつもの暮らし」「好きなもの」など、自身の拠り所について考えるものが多かった気がします。

①『「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門』青田 麻未著

ひとりひとりが「世界制作」しているという考え方が紹介されていて、そこに惹かれました。ふぞろい野菜の受けとめ方が例に挙がっていましたが、わたしたちひとりひとりの感性のありかたがよりよい世界づくりへの可能性を秘めているのですね。なんでもないように思えるものやことでも、必ず世界につながっているのだな、と日常を見つめ直す機会をもらいました。日々を響かせあうような、noteでのわたしたちの営みも、本書の内容に関わっているように思えます。

②『空想旅行 ブルーノ・ムナーリのデザイン教本』ブルーノ・ムナーリ著/阿部雅世訳

イタリアの美術家による著作。こんなイメージの作品を書けたら素敵だなあと読み直していました。所有しているのは原書 (Viaggio nella fantasia/Flight of Fancy/Voyage en Imagination)となります。十年以上前に金沢で、おいしいコーヒーを飲ませてくださる古書店「あうん堂」にうかがったときにひとめ惚れ。ランダムな21の点が、結び付け方によって宇宙の星になったり、植物になったり、道を行きかう人になったり…。ミニマルだからこそ可能性は無限大。横に添えられた短い言葉が詩のようです。想像力を自由に羽ばたかせて見立てることで、様々な物語が生まれるのですね。

③『兎の島』エルビラ・ナバロ著/ 宮﨑真紀訳

<スパニッシュ・ホラー文芸>熱が、まだまだわたしのなかで続いております。ある島でおぞましく変化しながら殖えつづける兎、死んだ母親から届いたSNS友達申請など、11の短編からなる怪奇幻想小説集はふしぎな読後感。「そういえば、あのとき起こった”あれ”はなんだったんだろう」という奇妙なできごとや、すごく鮮やかだったのに目覚めたらどうしても思い出せないふしぎな夢、どなたにも経験があるかと思います。そんな感覚に触れてくるものばかりでした。


みなさまは日々の波をどのように乗りこなしていらっしゃるでしょうか。noteもまた、自分をしっかり保っていくためのお守りのようなお薬のような存在かもしれません。書く方でも、読む方でも!コツをわかちあいながら、4月からも穏やかに迎えたいですね。

ちなみにサムネイル画像のいちごは「古都華」。奈良の誇る品種だそうです。ぶどうのような芳香が華やかで、甘くておいしい!元気をもらえる食べもののひとつとしておすすめです🍓

いいなと思ったら応援しよう!