【童話を現代視点で読み解いてみた】北風と太陽 ~私は太陽になりたい~
この童話はどんな話?
北風と太陽が、
「どちらの力が強いのか」
で言い争いを始めます。
そこで北風が提案したのが、
目の前を歩いている旅人のコートを脱がせた方が勝ち
という勝負でした。
まずは北風。
強い風を吹かせます。
しかし旅人は寒さから身を守ろうとし、
コートをさらに強く握りしめます。
次は太陽。
暖かい日差しを送り続けます。
すると旅人は暑くなり、
自らコートを脱ぎました。
子どもの頃は単純に、
「太陽が勝った話」
として読んでいました。
でも大人になって読み返すと、
別のことが見えてきます。
正直、北風の気持ちも分かる
子どもの頃は、
北風は乱暴で、
太陽は優しい。
そんなイメージでした。
でも今は少し違います。
むしろ北風の気持ちも分かるのです。
結果を出したい。
早く変わってほしい。
成功してほしい。
失敗してほしくない。
そう思えば思うほど、
人は風を強く吹かせたくなる。
もっと頑張れ。
もっとやれるだろう。
早く行動しろ。
早く変われ。
それは相手が嫌いだからではありません。
むしろ相手を思う気持ちから始まることも多い。
だから北風は悪者ではないと思うのです。
しかし人はやらされようとすると抵抗する
問題は、
北風が旅人を動かそうとしたことでした。
人は不思議なもので、
誰かに無理やり変えられそうになると抵抗します。
勉強しなさい。
早くやりなさい。
練習しないとうまくならないよ。
変わりないとこの後の人生終わるよ。
言われれば言われるほど、
なぜかやりたくなくなる。
旅人も同じだったのかもしれません。
寒かったからコートを脱がなかったのではない。
無理やり脱がされそうだったから守ったのです。
太陽は何をしたのか
一方で太陽は違いました。
コートを脱げとは言わない。
怒らない。
責めない。
無理に動かそうともしない。
ただ暖かい環境を作った。
その結果、
旅人は自分からコートを脱いだのです。
ここがこの童話の一番大事なところだと思います。
太陽は旅人を変えたのではありません。
旅人が変わりたくなる環境を作ったのです。
続く組織には太陽がいる
私は長くサッカーやフットサルのチーム運営に関わってきました。
大学職員としても20年以上働いています。
その中で感じることがあります。
長く続く組織には、
必ず太陽のような人がいる。
怒鳴らない。
無理に動かさない。
でも人が集まる。
相談される。
信頼される。
もちろんルールも必要です。
時には北風のような厳しさも必要です。
しかし最後に人を動かしているのは、
命令ではなく信頼です。
圧力ではなく安心感です。
だから人が残る。
だから組織が続く。
私は太陽になりたい
とはいえ、
私自身はまだまだ北風です。
結果を求めてしまう。
焦ってしまう。
口を出したくなる。
もっとやれるだろうと思ってしまう。
そんなことは今でもたくさんあります。
でもこの童話を読むたびに思います。
人を変えることはできない。
できるのは、
その人が自分から前を向きたくなる環境を作ることだけ。
だから私は太陽になりたい。
強い風で人を動かす人ではなく、
安心して挑戦できる場所を作れる人になりたい。
チームでも。
仕事でも。
家庭でも。
そんな人になれたら素敵だなと思います。
北風と太陽が教えてくれること
この童話は、
天気の話でもなく、どちらかが強い弱いの話ではありません。
人との関わり方の話です。
北風は強さを証明しようとした。
太陽は相手を理解しようとした。
勝ったのは、
強い方ではありませんでした。
相手がどうすれば動きたくなるのかを考えた方でした。
だから私は、
北風よりも太陽でありたいと思うのです。
名前のSUNmaruも太陽への憧れからきたものです☀
周りを明るく照らすことのできるようになりたい。
そう願って今日も発信します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
私はサッカーやフットサルのチーム運営、そして大学職員としての経験を通して、人や組織の成長について発信しています。
もしこの記事が少しでも心に残ったら、フォローして次回も読んでいただけると嬉しいです。
いつでも心に太陽を。☀

