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資産ポートフォリオにおける現金比率について

私がメンバーになっているFIRE研究所のチャットスレッドで、資産の現金比率についての話題がありました。

それで改めて現金を含む資産のポートフォリオについて考えてみました。
一般論としての「100-年齢」の法則などはありますが、実際には年齢だけでなく、FIRE済みかそうでないか、結婚の有無、こどもの有無、共働きかそうでないか、等々、それぞれの事情はさまざまですし、リスクテイクの考え方も人によって異なるので、決まった答えはないだろうと思います。

ただ、私が思ったのは、
「(私たち個人が扱う)金融資産のほとんどって、流動資産である
ということです。

私たちが投資運用で資産形成に用いる金融資産は、投資信託/ETF、個別株、債券、金、暗号資産、定期預金など色々ありますが、ほとんどはマスの売買市場が確立されているか一方的な解約ができるものであるため、いつでも容易に現金化できるということです。

例えば、日本の個別株の売却の場合は、証券会社の3営業日後には入金されますし、投資信託なども商品によるとは思いますが、概ね数日以内に現金化できるかと思います。


生活支出の観点からの現金を持つ意味とは

生活支出の観点で、純粋に現金で資産を持つ意味というのはなんでしょうか。簡単に整理してしまえば、

  • 日々の生活費の即時決済として必要な資金

  • ローンやクレジットなどの返済を滞らせないためにに必要な資金

という、いわゆる企業の回転資金に当たる部分かと思います。最低であれば平均的な支出の2-3ヶ月分、通常は3-6ヶ月分といったところでしょうか。

不測の事態に対する支出、例えば病気や怪我によって働けなくなった、というのは、急に大きな支出が発生するわけではなく、一定期間収入が途絶することへの対応なので、対処の時間猶予はあります。

また、車や家などの大きな買い物の場合は現金で衝動買いする人はまずいないでしょうし、頭金等を入れる場合でも一定の時間猶予はあるかと思います。

つまり、金融資産を現金化して対処する時間があるということです。

なので、支出の観点から無駄に純粋に現金を多く持っておく意味はあまりないのではないかと思いました。

一方で、投資運用の観点からはどうでしょうか。

投資運用観点での現金を持つ意味とは

投資運用観点では、株でも債券でも新たに何かの商品を購入する際には、必ず元手となる現金が必要ということが言えます。

デイトレーダーであればもちろんでしょうが、そうでなくとも目をつけていた会社の株が下がって買い時になった、市場全体が暴落しているといった時には、そのタイミングで株を買い増ししたいと思う人は一定数いることでしょう。
そのためには、常に現金を用意しておく必要があります。その金額規模は、それぞれの資産規模や余裕度合いによるのでしょう。

いっぽう、金融商品が暴落するかもしれないというリスク観点ではどうでしょうか。

この場合はリスク回避のため現金を持っておいた方がよさそうにも感じます。
ただ、必ずしも現金である必要はなく、多少利息のある定期預金や債券でもいいように思います。現金はインフレ(物価上昇)に対して抵抗力がゼロですから。

現金を多く持つということも否定はしませんが、個人的には債券を含めた投資信託や定期預金などなどできちんと資産ポートフォリオを組むほうがスマートかなとは思います。
そして、ポートフォリオを組む場合は、リバランスを定期的にすることも大事だと思います。自動的にリバランスしてくれる信託商品だと楽ちんですね。

最後に

ちなみに、私の実際の投資運用では、現金は概ね生活費の約10ヶ月分というところです。その他の資産については、概ね以下で半々としています。
・成長とリスクテイクのポートフォリオを組んでいる投資信託商品
・成長期待or高配当の個別株、オルカン等の成長重視の投資信託商品

そして、不測の事態に対しては、どの商品から現金化するかというのは大体決めています。ぶっちゃけていえば、成長期待の個別株売却からというところでしょうか。

暴落も不測の事態も、やってこないのがいちばんありがたいのですが、地震と同じで忘れた頃にやってくるものです。
そうなったときに、あたふたしないよう、日頃から考えを巡らせておくことは無駄ではないと思います。


私がメンバーになっているFIRE研究所では、1月7日から14日まで新メンバーを募集しています。興味のある方はぜひ応募お願いします。



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