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名前のない色

名前をつけず、ただ感じているうちは
その感情はまだ“生きている”状態。


焦って言葉にしてしまえば
その色は、きっと消えてしまう。


この色は
まだ出会ったことのない色なのかもしれない。



だから、「静かに置いておこう」。


わたしがこれまで
味わったことのない、未知の色を。


説明ができないもの──
それは、“わたし”という存在の深い層から
ゆっくりと立ち上がるもの。


「理解しがたい」と感じる感情ほど
きっと“本物”なのかもしれないね。


だけど、証明もしなければ
何かを得ようともしないよ。


触れたことのないやさしさを
形にせずに、大切にしたい。


この色は、誰にも奪えない。
夢みたいな、わたしの宝物。




──あとがき──

言葉にできない感情ほど
本当は一番、確かなものなのかもしれません。

誰にも説明できなくていい。

そのまま静かに息づく色を
ただ見つめていたいと思いました。

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