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過去を振り返る

今回の本は中身を見るまでもなく、即決。

初めて東京駅近くの丸善の本店に立ち寄り、莫大な数の本の中で色々な棚を眺めていると、スポーツの棚でふと目に留まった。

立命館大学スポーツ健康科学部GATプログラム編
「グローバル・アスレティックトレーナーがつくる スポーツの未来のかたち」

この本は記憶が正しければどこかの本屋で大学の時に目にしたかもしれない。(ひょっとしたら資料室だっただろうか?)

この本には色々な意味で読みたいという反面で、読めなかった記憶がうっすらとある。

というのも、自分の過去を振りかえってしまうような気がしていたからだ。


自分が「アスレティックトレーナー」という言葉を初めて知ったのはたぶん高校1年生のとき。チームにもトレーナーの人がいて、JSPO-ATを持っている方だった。そして、単に自分自身の選手としてのコンディション向上のためにと思って読んだ本の著者がATCの方だったのもあって覚えている。

そして、明確に意識し始めたのは高校2年のとき。
(どこの時期だかは覚えていないが、正直選手としての限界を感じはじめていて少し参っていた時期だったと記憶している。)

もともとは体育教師を目指しながら、大学でもサッカーを続けるつもりで高校1年の途中から、大学入試を意識していた。しかし、何だか違う気がするという漠然とした違和感があったのと、そのタイミングで怪我をしていたこともあり色々と考えていたところ。なぜだか、思い立ち色々な医療資格が存在している中で、「アスレティックトレーナー」を目指したいと思った。

急遽進路を変更し、ATの取得できる大学・専門学校を片っ端からリストアップして、前日とは言っていることがガラッと変わった進路希望書を提出したのは今でも覚えている。

その時に、自分の選択肢の中でいちばん微妙なラインでモヤッとした感触を抱いたのが、立命館大学のこのGATプログラムだった。当時日本のATだけで職として成立させることは難しいということは理解していたし、米国のATCが少し違ったものである、くらいには認識していた。ただ、あまり理解はしていなかった。

途中まで大学のレベルも含めて模試などでは志望校には入れていたが、どこかのタイミングで関西だから色々と条件も複雑になるという理由や、当時とてもサッカーしか見えていなかったこともあり、関東の大学サッカーが強くてATが取れるところを中心に受験した。

そして、縁があった大学を卒業し、現在は無事JSPO-ATとして活動できている。

ただ、今だからこそ感じる部分も色々とある。

この書籍は2020年4月出版。もしかしたら高3になったばかりの自分の目に留まって読んでいたかもしれない。今の自分だから思える選択だということは十分理解はしているけれども、当時の自分が読んだとしたら、このプログラムに魅力を感じて飛び込んでいただろうか?と思いながら、物語調のこの本を読み進めていた。

決して楽な道ではないと感じた。それでもなぜか魅力を感じてしまった。
高校時代に将来の安定性も考えないまま漠然とした魅力に惹かれていたころを思い出す。

そして、今でもその思いは変わらないなと色々な瞬間で最近感じる。

ATを目指してから6年近くたち、色々な経験や知識を積み重ねてきた。

まだまだ足りないところばかりだけれど、やっぱり自分が感じた衝動自体には間違いないなんだなと。

そう感じた1冊だった。

時々モチベーションを上げる1冊になりそうだ。


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