「もう二度と戻れない」その一言を投げる前に。あなたを守る「様子見」の技術
何かあった時に、取り返しのつかない選択をしてしまう。
そして、後から後悔することってないでしょうか。
・恋愛で
突然の怒りや勘違いで別れを切り出す
・仕事で
苦しみのあまり深夜にメールを書き始め、「お気持ち」メールを関係各所に送る
・友人関係で
どうしても許せない! と思いながら絶交LINEを送ってしまう……。
・家族関係で
苛立ちのあまり怒鳴って出ていき、その後何年も連絡を絶つ。
こうしたこと、誰でも一度はあるのでは。
何を隠そう、これらの失敗は、私自身がすべて経験済みです。
この記事はこんな人におすすめです
・カッとなって後悔するような行動をとってしまいがちな方
・大切な人との関係を衝動的に壊したくない方
・自分の感情をうまくコントロールしたいと感じている方
・「事実」と「解釈」を切り分ける練習をしたい方
感情が引き起こす「破壊的」なパターン
たいていの「感情の爆発」と後悔の出来事は、大体、以下のようなパターンで起こります。
「怒りや悲しみ、不安の原因になる出来事があった」
↓
「それに対して自分の解釈をくだす」
↓
「後戻りできない、破壊的な行動に出る」
例えば、付き合っている相手がモラハラっぽい言動をしたとします。
「なんてひどい人なんだろう! あの人は私を愛していない!」
などと思って、突然の長文LINEで別れを切り出す訳ですが……。
「付き合っている相手がモラハラっぽい言動をした」
「私は相手をひどい人だと感じ、辛い」
事実はここまでですよね。
「あの人は私を愛していない」
「ひどい人」
これは事実かどうかは分かりません。
たまたま、朝から犬に吠えられて、車に泥を浴びせかけられ、電車の中でハイヒールに踏まれ、自分のミスじゃないのに上司に怒られる。
こういうことがあったのかもしれないじゃないですか。
残念なことに、人間は状況に左右される生き物で、常に完ぺきに優しくはいられないんです。
「愛していない」かどうかの証拠がないのと同じく、こうした「致し方ない事情」がなかったという証拠はありません。イーブンです。
たった一度、モラハラっぽい言動をしたからといって、その人が「私を愛していない」かどうかは分かりません。
失った信頼を取り戻すコスト
そして、その怒りや悲しみに「正当性」があるかどうかはともかく……。
「それをやっちゃあ関係は終わり」っていう行動があるんですよね。
関係は終わらなかったとしても、大きな感情爆発事件のことは他の人も覚えています。(忘れたフリをしているだけ)
「あの人はあの時ああだったから……」というのが強烈に刻まれてしまうことになる。
家族や仕事など、なかなか切れない人間関係もありますが、そうしたことが続くと、相手は疲弊します。
「この人には何を言ってもダメだ……」
「またわけのわからないことを言っている……」
と、諦めてしまう。もう、対等な人間とは思ってもらえなくなります。
「この人は常に他人からの感情ケアを必要とする、子どものように接しなければならない人なんだな」って。
そして、疲弊するからこそ、状況的に可能になれば離れる。
それは短期的な「別れ」よりもずっと、私たちにとって痛みをもたらすものです。
そして、感情を爆発させてしまう人は、実際にこうして相手を疲れさせ、相手から三行半を突き付けられる経験も積んでいるもの。
それで相手が離れていくのはすごく傷つくし、怖いから、ますます、ちょっとしたことで自分から離れていこうとしてしまう。
これをやってしまってから信頼を取り戻すのは、非常に難しく、時間がかかります。短期的に感情を爆発させるときの快感や不安感の解消と比べると、まったくコスト効率が見合いません。
「様子を見る」という新しいサイクル
だから、とりあえず……。
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