自分への、その「厳しい言葉」。あなたの大切な親友にも言えますか?
あなたにも、大切な友達がいませんか。
楽しい時は一緒に楽しんでくれて、悲しい時は一緒に悲しんでくれる。
そんな友達がいると、なんでも楽しいですし、失敗しても大丈夫って思う力になりますよね。
中にはパートナーがそんな存在になっている方も、いらっしゃるかもしれません。
私も、分不相応なくらい友人には恵まれていると思います。

もし、親友が落ち込んでいたら?
親友を想定して……。
もし、その人が仕事や家庭で失敗して落ち込んでいたら、あなたはどうしますか?
「仕事でミスしちゃって、明日上司に呼び出されてる」
「また子どもに怒っちゃったんだよね……」
こんな風にどよんとしている親友に、なんて声をかけるでしょうか。
「甘えんな! もっと頑張れ」
こうでしょうか?
あるいは、
「それはひどい! もっと深く反省するべきだ!」
こうでしょうか?
いや、そんなはずないですよね。
「取り返せないミスなんてないよ。きっと君なら乗り越えられる」
「もし上司にめっちゃ怒られたら、電話して。美味しいご飯でも食べながら反省会しよう」
あるいは、
「親をやるのは人生で初めてなんだから、なんでも完璧にできる人はいないよ。大丈夫、ちゃんと話せば、お子さんも分かってくれるよ」
「怒っちゃう気持ち、分かる。仕方ないよ。疲れてて、いっぱいいっぱいだったんだよ。落ち着いたら、またあらためて話してみよう」
こんな感じではないでしょうか。
少なくとも、こんな感じでありたいですよね。
自分には?
ここまで同意してくれる人であっても……。
じゃあ、自分が失敗した時はどうですか? と聞かれると、ちょっと立ち止まってしまうかもしれません。
あなたが仕事でミスをしたとき。
子どもに強く怒ってしまったとき。
「ああ、失敗した」と思った時、自分にどんな言葉を投げかけていますか?
一転して、
「もっと反省しろ!」
「もっと頑張らなきゃ!」
「なんてダメなんだ!」
こうなっていませんか?
でも、それってなぜなんでしょうか。
どうして私たちは、自分に厳しくしないと「いけない」のでしょうか?
少しでも自分に優しくしたら、たちまち「怠け」たり「悪い」人間になってしまうのでしょうか。
そんなことはないはずです。
自分に、
「取り返せないミスなんてないよ。きっと私は乗り越えられる」
「もし上司にめっちゃ怒られたら、美味しいご飯でも食べながら反省会しよう」
と声をかけること。
これは問題から目を逸らすのではなく、寄り添った上で、どうしたらいいか考える……建設的な目線を保っていますよね。
当たり前です。
だって、私たちは大切な親友を、堕落させたり、ダメにさせたりするために、優しい言葉をかけるわけじゃないですもんね。
親友は、「一緒に立ち直って、乗り越えていこうね」という思いから、優しい言葉をかけているのです。
だから、自分にだって、そもそも優しい言葉をかけていい。
むしろ、「もっと反省しろ!」なんて言ったら、ますます意気消沈して、建設的な「どうするか」を考えるより、自分を責める思考に囚われます。
あなたも心当たりがありませんか?
自分を責めている時間。
そうなっている時、取りがちな行動というのは、「ふて寝」「やけ酒」「やけ食い」など、本当の問題から目を逸らす行動ではないですか?
「優しく」なんて、甘えだ……。
そんな風に思う方もいるかもしれませんが、結局自分に厳しい言葉をかけるより、優しい言葉をかけた方が早く立ち直ることができます。
「優しさ」と「合理」や「論理」は特に矛盾しないんです。
今日の「だいじょうぶの芽」
とはいっても、いきなり「自分に親友のような言葉をかける」のは難しいかもしれません。
だから、次に自分を責めそうになったら、ふとこのことを思い出して、「最高の友達だったら、今の私になんて声をかける?」と想像してみてください。

これが癖になれば、少しずつでも自分を変えていけます。
焦らず、一歩一歩。 うまくできなくても、自分を責める必要はありません。
「もっと良くなりたい」というあなたの願い自体が、とても尊いのですから。どうか、まず、それを認めてあげてください。
まとめ
今日は、セルフ・コンパッションの考え方から、「自分自身の親友のように声をかける」についてお話ししました。
私たちは、他人には優しくできるのに、自分には厳しくなりがち。
自分を責めることは、問題解決を遅らせる非効率な行為。
自分に優しくすることは、早く立ち直るための合理的な方法。
自分を責めそうになったら、「もし親友だったら?」と問いかけてみる。
この考え方が、あなたの日常の小さな支えになれば嬉しいです。
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