見出し画像

【冒頭1000字無料】実録! 炎上プロジェクト ~「パッパラシステム」大爆発~

皆さん、こんにちは。

今日は零細プログラマーの私が身をもって体験した、笑うに笑えないけどやっぱり笑っちゃう、そんな炎上プロジェクトのお話をさせていただきます。ITに詳しくない方でも楽しんでいただけるよう、専門用語はなるべく分かりやすく説明しますので、ご安心を。

さて、この物語のテーマは「開発における社内政治がもたらす歪み」です。そんな硬いテーマを、ちょっと笑いながら覗いていただければ幸いです。それでは、始めましょう!

※登場する登場人物、会社名、エピソードなどは、事実をもとに脚色、仮名を用いていることをあらかじめお伝えします。



プロジェクトの幕開け

ある日のこと、私は子供たちの運動会の記録を作るウェブアプリの開発案件に参加することになりました。大手教育関連会社(仮に「パネッセ」としましょう)からの依頼です。

しかし、このプロジェクト、始まる前から何かがおかしかったんです。

なぜかって?

プロジェクトの体制がまるでマトリョーシカ人形のように、どこまでも中身が詰まっているんです。

まず、パネッセからシステム開発を担当する子会社「B社」へ、さらにそのB社から開発会社「C社」へ、そしてそのC社から協力会社「D社」へと仕事が流れてきました。私はそのD社のエンジニアとして参画することになったのです。

でも、ここでさらに謎が深まります。なぜかB社の担当者がプロジェクトマネージャーを務めることになり、私はB社のエンジニアという扱いに。

つまり、パネッセ→B社→C社→D社(私)という流れなのに、実際に私はB社のスタッフとしてC社と一緒に開発を進めることになったのです。もう頭がこんがらがりますよね。

謎の「パッパラシステム」降臨

さて、そんな混沌とした中、C社が強烈に推してくる謎のフレームワークがありました。その名も「パッパラシステム」(仮名)。フレームワークとは、簡単に言えばプログラミングをする際の「便利ツール」みたいなものです。

でも、この「パッパラシステム」、誰もが「え、それ何?」となるほどのマイナーっぷり。

まるで町内会の祭りでしか使われないような屋台の道具を、大規模テーマパークの建設に使おうって言ってるようなものです。

かつて、C社の営業担当がパネッセに対して、「パッパラシステムなら何でもできます! あなたが望む機能は全部盛り込みます!」と鼻息荒く売り込みました。パネッセも「そんなにすごいなら、これもあれもできるよね?」と期待に胸を膨らませています。

しかし、その営業担当、開発が始まったころにはなんと退職。まさに「言い逃げ」、いや「売り逃げ」。後には誰も使いこなせない「パッパラシステム」と、無理難題の山だけが残されました。

ここから先は

3,349字

¥ 290

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

最後までお読みいただき、ありがとうございます! 「役に立った」「読んでよかったな」と思っていただけたら、無理がない範囲で応援いただけると嬉しいです。 いつも、皆様のあたたかいお気持ちで活動できています😊