「私、意外とできるじゃん!」最後にそう思えたのはいつですか?
「今の会社を辞めたら、もう次はないかもしれない……」
「この人がいなくなったら、私は一人では生きていけないだろう……」
そんな風に、特定の場所や誰かにしがみつくような気持ちを、抱えたことはありませんか? まるで、そこが世界のすべてであるかのように感じてしまう、あの息苦しさ。
その不安の原因は、「自分は、自分の力でなんとかできる」という感覚が、昔より、少しだけ、すり減ってしまっていることにあるのかもしれません。

私の価値は「ここ」にしかない?
「自己効力感」という言葉があります。
少し難しい言葉ですが、平たく言うと「自分なら、何が起きても、きっとうまくやれるはずだ」と、自分自身の能力を信じられる感覚のことです。
この感覚が揺らいでいると、私たちは無意識に、今いる場所や、今そばにいる誰かに強く依存してしまいます。
例えば、自分の仕事を誰にも教えず、頑なに抱え込んでいる人。周りからは「頑固な人だ」と見えているかもしれません。
でも、その人の心の中では、「このポジションを失ったら、自分にはもう何もない。自分の力で新しい居場所なんて見つけられない」という、危機感や不安が渦巻いている場合があります。
「自分はどこでだってやっていける」という自信がない。
だから、今の居場所に必死にしがみついてしまうのです。
先日、noteで、まなさんの
という記事を拝見しました。
ご主人への深い感謝と共に、守られるだけの自分に対する戸惑い、自分自身の力で立つことへの渇望が、痛いほど伝わってくる文章でした。
あなたも、似たような気持ちを感じたことはありませんか?
「今の居心地の良さ」から一歩外に出ても、自分はなんとかやっていけるだろうか。
この問いに、すぐに「はい」と答えられない時、私たちは新しい挑戦を恐れてしまいます。何をやっても、失敗する自分の姿しか思い描けないのですから。
「私、できるじゃん!」を取り戻す旅
では、どうすればこの感覚を取り戻せるのでしょう。
よく自己啓発本やコーチングの本で言われるように、小さな成功体験を積む、という方法も、もちろん大切です。
でも実は、もう一つ、とても有効な方法があります。それは、「他者の成功体験に自分を重ねる」ということ。
誰かが困難を乗り越え、成長していく姿は、私たちに成功のイメージをありありと見せてくれます。「あの人にできたのなら、私にも……」そう思わせてくれる力を秘めている。
ここで、もうお一人、ゆうひさんというnoterさんをご紹介させてください。
(先日もご紹介したので恐縮ですが、このテーマにぴったりだと思うので…)
ゆうひさんは、つい先日まで単身でアフリカを縦断するという、大きな挑戦をされていました。
アフリカ縦断!? きっとバンバン海外旅行に行く、外向的なご性格の方なんだろう、って思っちゃいますよね。
でも、むしろ、ご自身のことは「はっきり伝えるのが苦手」「波風立てることを避けてきた」と語られています。実際に、文章などから、思いやりの深い、優しいお人柄がうかがえるようです。
言葉の通じない土地で、泣いたり、笑ったり、時には危険な目に遭いながらも、ゆうひさんは旅を続けました。そして、その旅の終わりにご自身の変化をこう綴られています。
必要な時にはちゃんと自分は動けるし、なんとかできる力が自分にはある。
これは、単に「アフリカを縦断した」という事実以上に、ゆうひさんご自身が、自分に対する信頼を取り戻した。大切な心の旅の記録なのだと、私は感じました。
旅の最初からnoteを通じて見守って来た私。最初は正直、「え? アフリカ??」と驚く部分もありましたが、今では、そのご成長の軌跡に、思わず涙が出ます……。
「なんだ、私、できるじゃん!」
この手応えが、私たちの人生そのものを、明るく照らすことがあるんですね。
まとめ
もし今、あなたが「自分には何もない」と感じていたり、新しい一歩を踏み出すことをためらっていたりするのなら。
誰かの挑戦の物語に、そっと触れてみませんか?
もちろん、あなたが、アフリカに行く必要はありません。
でも、内気な自分を変えたいと願う人にとって、ゆうひさんの経験は、きっと大きな勇気につながるはずです。自分と似たような悩みを抱えていた人が、どうやってそれを乗り越えたのか。その記録を読むだけでも、あなたの心に「自分もできるかもしれない」という小さな芽が生まれるかもしれません。
誰かの物語は、巡り巡って、あなたの物語の始まりになる。

引きこもりの私にとって、外の世界で成長を遂げる人の姿は、時に眩しく、そして力強い希望に見えたりします。
この記事が、あなたの心に届いたなら、とても嬉しく思います。
記事紹介
今回の記事「自己効力感」に関連するお話は、メンバーシップマガジン「それでもきっと、だいじょうぶ」で、より詳しくお届けしています。
今回の記事で「自分も変われるかも」と少しでも感じたなら、次の一歩を踏み出すための具体的なヒントが、こちらで見つかるかもしれません。無料で読める部分も広くしておきましたので、ご興味があれば、覗いてみてくださいね。
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