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あなたの「やらない」って実は「できない」じゃない?

「ああ、今日も仕事しなきゃいけないんだけど、なんだかやる気が出ないなあ……」
「周りからは『怠けてる』なんて思われてるかもしれないけど、どうしても体が動かない……」
「自分では頑張ってるつもりなんだけど、全然進まない……」

やらなきゃいけないことがあるのに、どうしても手が付けられない。 そんなふうに、焦りばかりが募っていくこと、ありませんか?

それって、本当にあなたの「やらない」が原因なのでしょうか。 もしかしたら、それは「できない」状態なのかもしれません。

そもそも、私たち人間って、心も体も元気で、前向きになれるような素敵な環境にいれば、自然と「何かしたい!」「動きたい!」って思える生き物なんですよね。

だから、「やりたいのに、やれない」の裏には、実は「できない」という隠れた理由があるのかもしれないのです。

「できない」のは、心が疲れているサインかも

かくいう私も、実は適応障害やうつ病といった、心の不調を経験したことがあります。 医師や研究者ではないけれど、その経験だけは人一倍。だからこそ、痛いほどわかるんです。

普段なら当たり前にできていたことが、ある日突然、いえ、多くはじわじわとできなくなっていく感覚

「あれ? 半年前はもっとスムーズにできていたのにな……」 なんて思う頃には、自分ではなかなかその変化に気づけなかったりします。

周りから見ても、「あの人、最近なんだかやる気がないみたい」なんて、誤解されてしまうこともあるかもしれません。 でも、それはもしかしたら、単純に疲れが溜まって、心が少しお休みを求めているサインなのかもしれません。

(もちろん、他の病気の可能性も考えられます。もし、心の不調以外にも体の不調を感じる場合は、まずはかかりつけの内科などで相談してみることをお勧めします。どこの科に行っても一発で完璧に原因を特定できればそれが一番なんですが、難しいもの。同じ症状でも、精神科に行けば精神系の病気の診断をされることが多いですね)

特に、次のような状態が2週間以上続いている場合は、少し注意が必要かもしれません。

・なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める
・食欲がわかない、何を食べても美味しく感じない
・理由もないのに、ふとした瞬間に涙が出てくる
・なんだか何にも興味を持てなくなった

まずは、自分の「お疲れ度」をチェックしてみませんか?

「もしかして、自分も……?」と少しでも感じたら、一度、ご自身がどのくらいお疲れなのか、客観的にチェックしてみるのも良いかもしれません。

厚生労働省が提供している、働く人向けの疲労蓄積度セルフチェックがあります。 簡単な質問に答えるだけで、今の自分の状態を知る手がかりになりますよ。

働く人の疲労蓄積度セルフチェック2023(働く人用) - 厚生労働省

自分を責めないで。それは「脳」の疲れかもしれません

「やらない」のではなく、「できない」のかもしれない。 それは、決してあなたがサボっていたり、甘えていたりするわけではないのです。

あなたの人格に問題があるのではなく、頑張りすぎた「脳」が少し疲れてしまっているのかもしれません。 だから、どうか自分を責めないでくださいね。

もし、気になる症状が続くようでしたら、専門の医療機関に相談してみるのも一つの大切な選択肢です。 「精神科はちょっとハードルが高いな……」と感じる方は、心療内科なら少し足を運びやすいかもしれません。

関連記事:精神科に行ったら人生終わり、じゃない

(でも、精神科も普通の病院なので、話を聞いて薬を処方してくれるだけの機関です。話を聞く時間がかかる分、初診は取りづらかったりするので、そこは気をつけてください。また、精神の病気に関しては、「初診の病院がいつ、どこだったか」が後々、年金の手続きに重要になることがあるので、必ず日記など記録に残しておいてくださいね)

お近くの専門機関は、以下のサイトからも探すことができます。

医療情報ネット(ナビイ)

よくよく考えてみると、本当に「やる気が無い」だけならむしろ、万々歳かもしれません。
あなたの心が少しでも軽くなることを、心から願っています。


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