連休、予定がなくても大丈夫! あえて「何もしない」時間を大切に
連休なのに、「予定がない」……もしそれに罪悪感や焦りを感じるなら、もういっそ「何もしない」を極めてみませんか。
※この記事は、なるべく論文や参考書籍などの客観的な事実に添ってお届けします。個別の出典は記事中に[1][2]といった参照番号を記載しますので、根拠が気になる方は文末の出典一覧をご参照ください。
2025年5月。カレンダーによっては、もうゴールデンウィーク真っ只中という方もいらっしゃるかもしれませんね。大型連休となると、旅行やレジャー、家族サービスなどで予定がぎっしり! という方もいれば、「特にこれといった予定はないなあ……」という方もいらっしゃると思います。
予定がたくさんあるのも充実していて素敵ですが、詰め込みすぎるとかえって疲れてしまうこともありますよね。一方で、周りが楽しそうにしているのを見ると、「自分は何もしていない」ということに、なんとなく引け目を感じてしまう……そんな気持ちになることもあるかもしれません。
今回は、そんなあなたへ、「あえて何もしない」という休日の過ごし方をご提案したいと思います。その鍵となるのが、私たちの脳に備わっている「デフォルトモードネットワーク(DMN)」という機能です。
デフォルトモードネットワーク(DMN)って何?
「デフォルトモードネットワーク」、略してDMN。脳科学者の茂木健一郎さんがメディアで紹介されていたこともあるので、名前を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
これは、私たちが特定の課題に集中している時ではなく、むしろリラックスして、ぼーっとしている時、つまり「安静時」に活発になる脳の領域のネットワーク(集まり)として発見されました[1]。
いわば「何もしていない時に活性化する脳領域」のことなんです。
「え? じゃあ、ただ脳がサボってるだけで、特に意味はないの?」と思われるかもしれません。でも、近年の研究で、このDMNが単なるアイドリング状態ではなく、私たちの心と脳にとって、とても大切な役割を果たしていることがわかってきました。決して「無駄」な時間ではないんです。
「何もしない」がもたらす意外な効果
では、このDMNが活発になると、どんないいことがあるのでしょうか?
実は、研究によって、私たちの創造性(ひらめきやアイディア)や洞察力を高め、さらに感情や記憶の整理にも役立つことが分かっているんです[2]。
逆に、DMNの活動が邪魔されるような状況、例えば常に何かに追われていたり、情報過多で脳が休まらなかったりすると、新しい、特に革新的なアイディアを生み出す能力が低下してしまう可能性も指摘されています[3]。
もしかしたら、あなたにも経験があるかもしれません。シャワーを浴びている時や、ぼーっと散歩している時に、ずっと悩んでいた問題の解決策が「パッ!」とひらめいた……なんて経験、ありませんか? あれこそ、まさにDMNが働いているサインかもしれません。
一つのことにグッと集中して考えることも大切ですが、時にはあえて「何もしない」時間を作り、思考を自由にさまよわせることで、今まで見落としていたような新しい視点や、斬新なアイディアが生まれやすくなるのです。
普段、お仕事や家事、育児などで頭をフル回転させている方こそ、このお休みを利用してDMNを意識的に活性化させてみませんか?
DMNを活性化させる過ごし方
DMNを活性化させる、つまり「いい感じにぼーっとする」ためには、具体的にどうすればいいのでしょうか? 作業の合間に短い休憩を取ることも有効ですが、お休みの日なら、もう少し時間をかけてみるのもおすすめです。
大切なのは、思考が自由にさまよう(マインドワンダリング)ような、リラックスした状態を作ることです。
ここから先は
最後までお読みいただき、ありがとうございます! 「役に立った」「読んでよかったな」と思っていただけたら、無理がない範囲で応援いただけると嬉しいです。 いつも、皆様のあたたかいお気持ちで活動できています😊
