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宇宙のアノマリー(異常)。知れば知るほどわからなくなる。迷宮にはまる現代物理と混迷の時代。AIは世界を救うのか?

宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか 標準モデルを揺るがす謎の現象. ハリー クリフ著

という本を今日、本屋さんで立ち読み(笑)

200年前も100年前も、そして現在も、科学者はもうこの世の物理学はもう出尽くしたと思っていた。

しかし、わかったと思った時、新たな現象に頭を悩まし、結局その現象を説明するために、新しい理論、物質を探さなければならなかった。

まだ科学が発達する前、自然現象は、人間にとって神様が行っている御業だった。

風は風の神様が。雷は雷様が。地震も、嵐も、ありとあらゆる自然現象は神さまが起こしていると。だからこそ、神は全知全能と思われた。

それゆえ、大災害が起きると、為政者の行いが悪いからと思われたのだ。宗教は政治と密接に結びついてきた。

人々は災厄から逃れるため、神に祈った。

為政者は自ら神の代理人と宣言した。

しかし科学が発達してきて、それまで信じられてきた神の御業は、一つの物理的な現象だとわかり始めた。

全知全能の神の失墜が始まる。

科学が人々を幸福にするのではないかという希望が19世紀に盛んに議論された。

それでも神のみわざは、19世紀中に解明されなかったが、科学万能の時代にとって変わられる時代はすぐそこまで迫ってきた。

しかし20世紀になり原子爆弾の製造まで科学が発展してくると、もはや科学は万能ではなく、もろ刃の剣と認識されるようになってくる。

科学が戦争と結びついて、大量殺人へと進路を変えたのである。

科学は人を幸福にしてきたのか?

これは宗教にも同じような事が言える。

それまでの自然=神とみなしてきたアミニズムから、現在の世界の2大宗教に代表される高等宗教へと移行してきた1世紀以降、

人は果たして宗教によって救われてきたのか?

どちらも、救ってきた一方、迫害し殺してきた歴史がある。

高等宗教は、この世は神が作ったという絶対的な存在を説いた。
科学は、絶対的な神を否定するかわりに、法則を数式で表した。

19世紀初頭、この世の現象は全て解き明かされたと思われた。

物質は原子核以上細分できないと思われ、現象は全て数式で表されると思われたが、19世紀の終わり、原子核はもっと小さな物質、量子から構成されていることがわかった。

20世紀は、量子、つまりミクロの世界の素粒子を発見することに世界中が血眼になった。

マクロの世界でも宇宙の大きさもどんどん大きくなり、星の数も観測すればするほど多くなっていった。

こしうて知れば知るほど、科学は解明されてゆく一方、わからない事も増えてゆき、21世紀は混迷の迷宮へ入り込んでゆく。

一方宗教は、科学の発展によって、その権威を失墜し始める。

聖典や司祭が言っていたことが間違っていたことがわかってきた。

奇跡は否定され、この世はすべて科学で説明できると思われた。

しかし20世紀、科学は戦争に加担して人類の脅威へと変貌してゆく。

量子の発見は、それまでのニュートン力学では説明できないことだらけになって、科学者は観測によってその秘密を探った。

しかし原子爆弾の発明により、科学は行き着くところまで来てしまった。

戦後、原子爆弾は世界的に禁止されたが、アメリカソ連だけでも世界を滅ぼす爆弾を作ることはやめなかった。

ここでもう一度、純粋な物理学に戻る。

力を統一する宇宙の根源、つまり統一理論は21世紀になっても、まだ完成されていない。

  • 重力(天体を結びつける力だが最も弱い)

  • 電磁気力(電気や磁気の力、原子をまとめる)

  • 強い力(原子核(陽子と中性子)を結びつける)

  • 弱い力(放射性崩壊などを引き起こす) 

この4つの力を統合する力があるはずだと探してきたのに、まだ人類はその力を解明できないどころか、この単純な4つの力も最近になって、あやふやになってきたのだ。最新の観測によって。

マクロ的には宇宙はダークマターとエネルギーで95%を占めていることがわかった。

ミクロ的には宇宙のアノマリー、つまり異常な現象は、まだ未知の現象として、さらに新しい物質とエネルギーがあることを示唆していた。
(生物学的にも未知のプロテインがあることが示唆されている)

21世紀はまた難問に直面する、

素粒子はこれ以上細かく出来ないと思われ、その種類もすべて出尽くしたと思われた20世紀。(標準モデル)

しかし重力を媒介する粗粒子(グラビトン)は発見されていなかった。

科学者は膨大な資金で粒子加速器を開発して解明しようと躍起になっているが、21世紀になっても解明されなかった。

一方、宇宙から来る亜原子粒子(ニュートリノなど)を、巨大なプールを作って解明しようとする動きもあった。

しかし、どちらの試みもすべてを解明するとこまで至っていない。

そして最新の研究では、南極の深い氷の下に、その亜原子粒子を解明しようという動きがでてきた。

しかし、人類は、ここにきて観測の異常を経験する。

いや、むしろ観測すれば観測するほど、理論値との乖離が起きてくるようになる。

新しい物質とエネルギーの存在が明らかになってくる。

ここで時代はまた戻る。

昔、科学が発展するころ、この世にはエーテルで充満していると思われた。

光の波は、そのエーテルを媒介して進むと思われた。

しかしアインシュタインによってそれは否定された。

光は媒体などなくても進めることが証明された。

むしろ、そのようなエーテルの存在は、あらゆる物理現象を説明するのには邪魔な考え方になり、完全否定された。

しかし、観測の向上により、標準モデルで説明できないアノマリー(異常)が報告され始めると、エーテルの存在が見直され始める。

ただしそれはエーテルという名前ではなく、ダークエネルギー、またはダークマターと呼ばれた。(銀河系の観測により今では間違いなくあると言われている。今も私たちの身体を物凄い数が突き抜けている)

しかし科学が最新の観測装置で、またもや新たな現象を目にしてしまう。

観測してる時に異常を示す現象がでてしまうのだ。今までの物質や理論では説明できない。

光子もニュートリノも電磁気も、新しい現象があいつぎ、今まで知られていなかった物質やエネルギーが無ければわからない事が、観測(推測)によって出てきたのである。

20世紀に解明され、もうこれ以上ない(発見されていない素粒子はあっても、その数と種類は出尽くしたと思われていた)と信じられていた世界から、21世紀はまたもや混迷としてきたのである。

4つの力の統一理論は、また遠ざかった。

未知なるエネルギー(未知の物質)はまだ95%。

人類は届いたと思われた世界は、まだ5パーセントだったのだ。

まるで孫悟空が世界の果てまでいった壁が、お釈迦様の手のひらだったという話と全く同じではないか。

もし、人類よりも遥かに進歩した生命体がいたら、人類のこの状況を非常に原始的だと思うだろう。

しかし、アミニズムの世界が示してきたように、古代人は自然を崇め、畏怖し、神を畏れてきたのである。

やがて人類はその自然の神をないがしろにし、自然を破壊してきた。

科学によって地球は開発されてきた一方、人類は公害をまき散らした。

とうとう、放射線まで開放し、地球を破壊する力まで手に入れてしまった。

神をも恐れぬ領域まで来てしまったのである。

人が宗教によって規制されていた時は、功罪はあれど、この地球を汚すことまではしていなかった。

しかし、科学の発展の歴史は、地球環境を悪化させてきた歴史でもある。

人々の暮らしは向上したかもしれないが、その分、肉体は退化し、病気が増々増えてきたのである。

人々は今でも難病に苦しみ老化現象に悩まされている。科学は延命するだけで、そこに人の幸せは感じられない。

物理も医療も、進歩すればするほど難問も増えてゆくのが現実だ。

ますます増える医療費と環境破壊からから温暖化に世界は頭を悩ます。

人類は迷宮ラビリンスへと入り込んでしまったのだ。

しかし、その裏でスピリチャルな世界では、意識の向上と、統合がうたわれてきた。

ニューアソートという考えである。

19世紀からはじまり、20世紀後半のニューエイジの思想の根幹となってゆく。

科学的な半面と既存の宗教に変わる考えとして20世紀は世界的なムーブメントとなってゆく。

その考え方は東洋の思想と結びついた。

それまでの欧米の合理的な考え方(物質主義)では人は幸福にならないという切実な思いからだろう。

高等宗教が馬鹿にして蔑んだ遅れているアジアの多神教の世界に、世界(欧米)は戻ろうとしたのである。


違うのは、そこに科学が入り込んだ思想だという事である。(似非科学も含めて)

21世紀は、SNSが発展しAIが世界を急速に変え始めている。

かつての限られた人だけが信じていたニューエイジ思想はインターネットにより、より身近でわかりやすくなってきた。

そしてAIの急速な進化と普及により、人々の暮らしが変わってきた。

2026年時点で言うと、あと4,5年でAIは人類を超えて、ありとあらゆる分野でAIが人類の代わりになってゆくと言われているが、知能に関しては既に人類の上だ。

そうなってゆく現在の時点で、不可解な物理現象が起きてくることは非常に面白い。

AIが解明するのかもしれない。

ニュートンが気が付き、アインシュタインが数式にし、量子論により、世界、宇宙は、もうわからないことはないと思われた20世紀は、21世になり、振り出しに戻されてきている。

多元宇宙や12次元宇宙といった世界感は、ニューエイジが昔から提唱してきた概念だった。

原始仏教は、はるか2500年前に気が付いていた。

やっと、科学はその世界に追い付いたのである。

粗粒子も、紐の形をしたエネルギーという理論なら、すべて解明できるはずだったが、重力の洩れは、多次元世界の存在を示唆し、現在の観測機では、その存在を観測器で観測できない。

SFが語ってきたように、この世界はパラレルワールドで、宇宙の本当の姿は、実は全く違う形をしているのかもしれない。





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