見出し画像

#3 (本編第1章) 偏った確率を採用した僕のレバナスTQQQシミュレーションモデル  :細工したコイン投げの確率

──「ランダムウォーク」という幻想の正体──

株式投資、とくにインデックス投資は「ランダムウォーク」だと言われる。

未来は読めない。
過去は役に立たない。
市場はコイン投げと同じだ──と。

金融の世界では、まるで一つの教義のように語られている。

でも、ちょっと待ってほしい。

試しに”ランダム”が正しく出るコインを投げるゲームを始めてみよう。

このゲームでは、仮にコインの表なら資産が増え、裏なら資産が減るルールを決めてみる

コイン投げはシンプルにランダムで、公平な50%の確率。本当に、そんな世界を僕たちは生きているだろうか?

だってこのコイン投げゲーム、
長く続けたら参加者の大半は退場するはず。だって普通なら誰も資産は増えずに勝てないから。

なのに、現実の金融市場は違う。

投資家は増え、市場は拡大し、
資産は長期で成長し続けている。

……ということは。

金融市場の”コイン投げ”は、公平では無いのかもしれない。

ほんのわずかな細工。
ほんの小さな傾き。

それだけで、世界は静かにバランスを失う。

誰も気づかぬうちに──
運命が少しだけ偏っていく。

これはまだ仮説だ。
だが、もう心は動き出している。

そう、サイコロの目のように。



でも、正直に言おう。

コインを1枚だけ細工しても、
レバナスの巨人TQQQには辿り着ける気がしない。

コインの表が出る確率を少し多くしたところで、
それは所詮「一枚の運命」。

レバナスの暴走に勝てる気はしない。

そこで、ふと思った。

──もし、一度に2枚のコインを投げたらどうだろう?

もちろん、細工済みのコインを。

1枚の運命には抗えなくても、
複数の偶然が重なった瞬間、
なにかが変わる気がした。

机に古い10円玉を2枚並べる。
深呼吸して、空に放る。

カラン──。

その音とともに、理解が走った。

コインが増えれば、世界は広がる。
確率は、もう“単純な運”ではない。

偶然の連鎖。偶然の偏り。

その中に、
“巨人”の正体が潜んでいる。

この瞬間はまだ知らなかったが──
ここから「幸運」と「不運」という
もう一つの世界が開く。



何度か、細工したコイン2枚を投げた。

2枚とも表、
表と裏、
2枚とも裏。

結果は毎回違う。
だが、そこに奇妙な波が生まれる。

表が続くと、強気になる。
裏が続くと、手が止まる。

そうか。
何かが閃いた、
これが金融市場なのかもと。

1枚のコインでは見えなかった世界。
2枚以上のコインで初めて現れる、
“連鎖する運命”。

そのとき、レバナスという巨人の輪郭がぼんやりと見えた。

それは「幸運」と「不運」が支配する世界。

そしてまだ気づいていなかった。

その奥に、  
世界をゆっくり傾ける  
**偏りの法則**が潜んでいることに。
(次に続く)


追記
本文は特定の金融商品の取引を推奨する意図はありません。

いいなと思ったら応援しよう!