【青空と逃げる】読書感想文 #辻村深月の本全部読む㉙
辻村先生の作品は前半に丁寧に状況を説明しつつゆっくり謎を散りばめることが多いのですが、「青空と逃げる」は舞台設定を早い段階で明かしてくれて、本筋である家族の心理小説に移ってくれたので、早めから作品に没頭することができました。
読みやすい作品だと思います。逃げる2人の心理を深く描いてて、傲慢と善良に近いものを感じました。
展開は少ないけどその分没頭して読むことができました。「傲慢と善良」と「島はぼくらと」の中間のような作品です。
クロスオーバーについて
ヨシノちゃん!!!!!!!!!!!!!!
島はぼくらとからクロスオーバーしてくるとは、いい演出です
傲慢と善良のあの写真屋もでてきました。行き着く先はみんな同じなんですかね
傲慢と善良の方とのクロスオーバーはもっとすごくて、ただ過去作主人公とかが後発作品で登場するだけじゃなくて、過去作でも後発作品のキャラクターが既に出てきていて、クロスオーバーを見越した作品になっているんです
どっちから読んでもクロスオーバーと読み取れるようになっています、これ本当にすごい
さいごに
作中にはミステリ要素をしっかり用意して、最後には納得のいく回答を読者に提示しています。最後の40ページくらいで評価がググッと上がる作品なので、ぜひ最後まで読んで欲しいです。読みやすくて良い作品でした。
